私のワールドカップ

 歓喜の渦に、今日本中が呑み込まれています。
 もう何も言いますまい。
 何を言っても陳腐な言葉の羅列にしかなりません。
 でも、言わなきゃこの思いは伝わらない。
 なんだかわからないこの胸の底から込み上げてくるものを・・・
 決して、飲み過ぎての”酸っぱいもの”ではありません。念のため…

 上記の文句は、日本代表が予選リーグ最終チュニジア戦を2−0で勝利し、見事決勝トーナメントへと駒を進めた劇的な日に何かを書き残しておきたいと思い、自分のPCの中に書き殴っていたものです。結局はそのままになってしまいましたが、今その気持ちを取りまとめ後を引き継いでみようと思い立ちました。

 世界的な祭は先日無事にその幕を下ろしました。
 残念ながら日本代表は最後まで残る事は叶いませんでしたが、それでも私は、我々はその大いなる功績を称えると共に、今後の彼らの大躍進を期待して止みません。きっとまた彼らは我々日本国同胞を大いに賑わしてくれることでしょう。
 そう、必ずやきっと・・・

 さて、終わっちまった今回のお祭。
 そんなお祭を振り返ってみて・・・
 まさしく「あとの祭」。
 「私のワールドカップ」と題してお届けしてみましょう。


 一体なんなのでしょう?!
 何故にこんなにも涙が溢れてくるのでしょう?!
 もし誰も周りにいなかったなら恐らく声を高らかに号泣していたことでしょう。
 悲しみではない涙にこんなにも咽ぶことなど、もしかしたら生まれて初めてかもしれません。

 そうなんです。
 気が付いたら一人自宅のトイレに入り込み、声を押し殺しての自分の心の中に渦巻く歓喜の波に溺れそうになっていました。

 「やってくれたよ。ついに彼らはやってくれたよ・・・」
 「あんたら素晴らしいよ。最高だよ。」
 「ありがとう。ありがとう。」

 心の中で何度となくそう呟いていました。


 そもそも今回のサッカー・ワールドカップには当初より頑なな無関心を装っていました。

 「なにが日韓共催じゃいっ。まどろっこしいわい。」
 「All or Nothing。どちらかに決めろってんだっ」
 「辛うじて前回のフランス大会に出れたから良かったものの、もしそれが叶っていなかったときは、えっらい恥さらしもいいところやん。一度もワールドカップに出た事ないくせに、招致しようなどと・・・」

 とまぁ、とにかく何一つとして前向きに見守ってあげようなどとは、これっぽっちも思っていませんでした。

 思い起こせば遥か彼方・・・そう、もう8年前になりますか・・・。
 例の、ほれ・・・「ドーハの悲劇」

 そもそもワールドカップとはなんぞや?!
 それまで聞いた事はあるものの、あまりに日本という国にとっての全く別世界、無縁の世界での出来事のように思っていましたので、皆目正体は分からずじまいでした。というか、私自身関心が全くなかったので、探求、追求するつもりもありませんでした。
 それが、にわかにサッカーというスポーツに盛り上がりの兆しが見え始め、いつしかそれは”Jリーグ”となって一気のブレークとなったわけですよね。
 そしていつしか日本国民の目も次第にワールドカップを意識し始め・・・

 で、「ドーハの悲劇」ですわ。

 観ました?観てました?
 私、観てましたよ〜。
 しかも、終了間際、ロスタイム突入時までは頑なに勝利を確信したままに・・・
 ほぉ〜、これでワールドカップという世界を見る事ができるのか・・・(遠い目)

 夜中でしたよね?確か。
 勝利を確信したカミさんは、睡魔には勝てずにとっとと床に就きました。
 私はあと数分の事だから最後まで見届けようと、眠い目を擦りながらTV画面を凝視していました。

 ・・・で、あれですわ。

 ピッチ上で選手は放心状態。
 私も放心状態。
 ついでを言うなら、実況・解説の人も放心状態。
 実況のアナウンサーも、必死に言葉で繋げようと努力はするのですが、あ〜とか、ん〜とか、まるで会話になっていなかったのを覚えています。
 それくらい日本国民全員、青天の霹靂とはこのことだぁ―!というものを嫌というほど味わったに違いありません。

 もしかしたら、そのときからかもしれません。
 サッカー・ワールドカップにおいて、日本代表に期待する気持ちを頑なに封印してきたのは・・・

 どうせ、期待してもきっと裏切られるさ・・・

 そんなことだったのかもしれません。
 だから、前回のフランス大会の時も、あの時は自力でなんとか初ワールドカップ出場を叶える事はできたにもかかわらず、私的には全くのノーチェックでした。
 予選リーグが終了してから風の便りで「ゴン中山が、辛うじて1点を入れた」と。
 おいおい、何試合しての1点だというのだ?
 結局1勝もできなかったことを聞いた。
 ほ〜れ、みろって。よかったよ、肩入れしなくて。
 結局日本などは世界の敵ではなかったのさ。

 ひとり妙に醒めていた自分を覚えています。


 そんな、伏線もあり〜の、今回の何やらまどろっこしい「共催」という苦肉の策があり〜の、で、気が付くとこれまた同調できない自分がいました。

 日が近付いてくるにしたがって、メディアの取り上げ方も徐々にヒートアップしてくるのを肌で感じつつ、それでもそれらを冷ややかに傍観している私でした。
 フーリガン対策?!
 なにやってんの!あちらさん韓国は、軍隊まで駆り出すというのに、日本は本当に考えが甘いとちゃうんか・・・。いっそのことフーリガンが大暴れして、日本沈没でもしてしまえばいいわぃっ!

 私、すっかりひねくれ者に成り下がってしまったようです。


 誰もが言います。
 「あのゴールがなかったら。あの1点がなかったなら...。きっとあの後の展開、延いてはその後の予選リーグの勝敗を左右しかねない結果となっていたであろう。」
 まさしくその通りだと思います。
 きっと、あれがなかったなら、そのままズルズルといってしまい、きっと前回大会のような結末を見ることになったような気がします。

 そう、あの初戦の相手、強豪ベルギーに1点を先制されたすぐ後に返し、同点としたその偉業。
 ムムム…?!こ、これは、もしかしたら、本物かもしれない・・・。

 ちなみに申しておきますが、この同点ゴールは実際にそのライブ映像を見たわけではありません。職場からの帰り道にラジオで聞いていました。そこいらへんが今回も日本代表に対する疑心暗鬼な思いの表れかと思います。だってベルギーの前評判を聞いていると、日本代表の勝てる要素が見当たりませんもん。どうしたって勝ちようがないでしょう。

 とりあえずアジア初のワールドカップ、歴史的キックオフの瞬間を職場放棄し、おもむろに駐車場へ行き、車戴のTVでチェックしました。まぁあとは結果をスポーツニュースかなにかでチェックしとけばいいや、程度なものでした。
 で、終業後の帰路。車での帰り道。
 そんなわけでラジオを聴きながら帰っていたんです。
 そしたらば、相手チーム・ベルギーの先制ゴールだと。
 やっぱなぁ〜・・・歯が立たないんだろうな・・・と。

 ほとんど諦めかけていたところに、すぐさまの同点ゴール!
 思わず車の中で叫びましたよっ!
 「うぉりゃぁぁぁぁ――っ!鈴木、あんたは―偉いっ!!」

 急にアクセルを踏む力が強くなったのは言うまでもありません。

 家路を急ぐスピードも早くなったのは言うまでもありません。


 家に到着。
 速攻TVの前にGo!
 稲元選手、ゴォ―――――ルっ!
 うっきゃぁぁぁぁぁ――――っ!!
 カミさんとハイタッチッ☆!
 うっわぁぁぁぁぁぁ――――んっ・・・  次男暴、その大騒ぎに驚いて泣くっ
 うっひょぉぉぉぉぉ――――っ!!  親たち、そんなことにお構いなく騒ぎまくる!

 で、結果はあの通りとなりました。

 あぁ、疲れたぁ・・・

 ちょっと残念ではありましたが、それでもあのプレー、あの勢いはほんまもんだ!という確かなるものを得た思いでした。
 こ、これは、も、もしかしたら、あの日あの時の雪辱を果たしてくれるのではないか?!
 あの凍りついた瞬間、自らの一緒に冷凍保存してしまった期待感をこの人達はもしかしたらその凍り付いてしまっている思いを氷解してくれるかもしれない?!
 にわかサッカーファンと言われようが、キャッシュなヤツと言われようが構うものか。
 今回は一丁彼らに賭けてみようか!

 というわけで、ここにも一人、似非ナショナリズムの固まりと化した、にわかサッカーファンのできあがり〜ですわ。チャンチャン〜♪


 変な期待感を持たせてしまったものだから、それからというものさぁ大変ですわ。
 それは私のみならず、日本列島全てを覆い尽くす期待感。
 次のロシア戦までいやもう何をやっても上の空。何をやっても手につかず。人との会話では挨拶代わりのワールドカップネタ。バイク乗りのBBSでもサッカーネタ。それはもう自分でも笑ってしまうぞっと。

 各スポーツニュース関連では連日まさにサッカーネタ一色となっていましたね。
 次戦相手のロシアの戦力分析等に釘付となって観ていました。
 ここでも再び。。。

 か、勝てる要素が・・・・・(((.. )( ..)))ドコドコ?!

 いや、彼らはきっとやってくれる!
 今回の彼らは違うのだっ!
 きっと、きっと・・・


 キックオフは15:30。

 日本中の大部分が職場放棄したのではないでしょうか?
 かくいう私も・・・・・(笑)

 決戦当日、まさに朝から気もそぞろ。
 とっとと仕事を決着させてしまおう。朝から気合い入りましたよ。
 15時前、職場放棄。一時帰宅です。
 帰りがけ酒屋に寄り、ビールは自宅にあるからと、柿ピーとポテチを買い、家路を急ぎました。

 うおぉぉぉぉぉぉぉぉ――――っ!

 うわぁぁぁぁぁぁぁぁ――――っ?!

 どひゃぁぁぁぁぁぁぁ――――っ!!

 まさに近所迷惑顧みず、驚いて泣き叫ぶ子供も顧みず、突っ走る突っ走る親ども。

 そして、運命の・・・・・

 FW柳沢からの絶妙なノートラップのパスにまたしても稲元大明神殿が――――っ

 Hグループの最強豪ロシアを破っちまっただぁ〜(;。;)

 き、き、きせきじゃぁ―――っ!

 いやいや、恐らく彼らにとってこの事実は奇跡ではなく、大いなる必然だったのかもしれません。


 いやはや何にしても、TV観戦でこんなにも喉が痛くなったのは初めてかもしれません。
 全くもって、近所迷惑甚だしいわぃ・・・(笑)
 いやいや、みんなそうでしょ?でしょ?!だ〜よね〜〜


 これまでの日本代表があれほどまでに苦労しても尚得られなかった「勝ち点1」。今回はそれさえもあっという間に凌駕してしまった『勝利』。
 やはり彼らはやってくれちゃいました。
 そしてそして何よりも・・・・・

 ムフフ・・・見えてきましたぞ、予選リーグ突破。決勝トーナメント進出。即ち、ベスト16!!

 ほ〜らほら、気が付けばあ〜んなところにあったし。
 手を伸ばせばすぐそこさ。

 恐らく大部分の人達がそうしたように、私も頭の中では.....

 『.....えっとぉ、次のチュニジア戦に日本が勝てば文句なく予選リーグ1位通過だよな…ごにょごにょ.....引き分けでも…ベルギーが…ロシアと…で、あぁなって、こぅなって…もごもごもご.....
 .....というわけで、よしよし行ける行ける(^。^)v』

 一生懸命考えちゃいましたよ。ご苦労なこって・・・


 そしてまたまたやってきました、運命の日。。。
 毎回毎回運命だらけで、やってる方も、観ている方も、そりゃもう大変な気疲れっつーか・・・(笑)

 今の勢いからすると、恐らく予選リーグ突破は「当確」でしょう。問題は1位通過か2位通過かの問題だろうと。2位通過だと、決勝トーナメント初戦をあのブラジルと闘わなくてはいけないという恐怖が待ち構えているだけに、ここはスパッと潔く1位で突破してしまおう。
 。。。とまぁ、世間も私自身も余裕をかましつつも、ブラジルの脅威には恐れおののいていたりして・・・(笑)

 でもスポーツの世界、勝負の世界に「絶対」という保証は全く存在しないことは今回ワールドカップの初戦を観た人は気付いているはずです。初戦とは「前回王者おフランスX新鋭セネガル」...この一番の見事なまでの番狂わせは多くの人を驚嘆落胆させたことでしょう。
 ですから、まだまだ安心はできないのです。
 ですから、今の自分にとって心の限りの声援を送るしかないのです。
 スタジアムに赴くことのできない人は、せめてTVモニター相手に向かって念を送るのです。

 この日この瞬間を彼らと共に闘う為に。。。

 。。。そう、私も彼らと共に闘う為に。。。またしてもポテチに柿ピーを買い込み・・・(爆)


 ピッピッピ―――――ッ☆


 ホイッスルの終了を告げる音。

 選手同士駆け寄り、抱き合い、褒め称え.....

 スタジアム全体が怒涛の声援で溢れ返り.....

 TVの実況アナウンサーは絶叫し.....

 我が家の親どもは、またしても子供を顧みず.....
 抱き合い、どつき合い、殴り合い、血まみれに・・・・・なるかいっ!

 もうその時の気持ちったらどう表現して良いのか自分自身見当もつかないくらいの、なんというか、魂の開放とでも言おうか、全ての充満していたエネルギーが核分裂のように一気に解き放たれた.....そんな開放感、充実感に満ち満ちていたような気がします。


 自分はバイク乗りです。
 自分にとってバイクには大いに興味があり、そして大いなる趣味です。
 バイクに携わること全てに興味があり、そして興味を持って取り組んできました。
 今回のワールドカップのような皆で盛り上がれるものをバイクの世界に置換えると「レース」ということになると思います。私も今まで様々なロードレースを観戦し大いに盛り上がりを楽しんできました。
 ですから、このようなロードレース観戦でのことならばわかるのです。自分自身納得できるのです。ところが今までむしろ否定し、自分自身の興味の対象外のことと背を向けてきたようなサッカーに携わることで得られたこの感覚・・・。

 正直な話、私はこんな感覚を味わったのは生まれて初めてかもしれません。
 心の底から湧き上がるこのなんとも言い様のない魂の咆哮。
 ともすると自ら溢れ出す歓喜の渦に溺れてしまいそうな、もうどうにでもしてくれ―っみたいな.....

 悔しいかな、自分の中でのno1であるべきバイクを差し置いて、こんな...こんな...サッカーは素晴らしいっ!なんて思ってしまう自分が憎たらしいっ!(爆)

 でもでも、この時ばかりは自分自身に正直であれ。
 素晴らしいこの偉業は褒め称えられなければなりません。
 素晴らしい、素晴らしいのです。

 なんとも言い表せられないけれども、なんだかわからない洪水のようなものが心の底から溢れ出てきたものは、もはや止められる術はなく、気が付いたら冒頭付近で述べたように自宅のトイレに駆け込んでいる始末。
 そして溢れ出てきたものは次から次へと水洗便所に流されていったのでした。
 しかしそれらは決して汚物ではないはずです。むしろ心の浄化に伴って清められた尊いものの様な気がします。

 それにしても、何故自分はそんなにも取り乱してしまったのでしょうか?
 恐らく今まで積年の思いが知らず知らずのうちに溜まっていたのかもしれません。
 「ドーハの悲劇」.....ここから始まった挫折、落胆の年月。
 それでも、きっといつの日か!...憎まれ口叩きながらも自分自身の正直な心のどこかでは『期待』していたのかもしれません。
 そして今回自分の『期待』に見事応えてくれた彼らに・・・


 今、これを書いている時は、既にワールドカップは決着し、全世界を包み込んでいたサッカー熱もとりあえず一段落し、すっかり平静を取り戻しているように思えます。もちろん自分自身も再びサッカーとは全く無関係な日常に流されています。
 でも不思議なものですね。こうしてあの頃を思い出しながら綴っていると再び”あの感覚”が舞い戻ってきます。頭の中であの時あの映像を反芻していると、またまた歓喜の渦が心の奥底から湧き上がってきて目頭が熱くなる思いです。

 サッカーって不思議なスポーツですね。
 ルールブックには数項の規定しかないそうですね。単純明快、だからこそ全世界の様々な人々に受け入れられ、そしてそれに熱狂するわけですね。
 なんとなくですが、今回そんなサッカーの真髄を垣間見た気がします。


 ちなみに、そんな「日本Xチュニジア」戦のあったその晩。私は思わず居ても立てもいられずに、そんな歓喜の坩堝(るつぼ)を肌で感じようと、人の集まっていそうなところ...新宿コマ劇場前だぁ――っ!...と、ご苦労なことにわざわざ出向いてしまいましただわよ。
 噂には聞いていましたが、まさにそこは”青一色”でありました。
 もうなんつーか、日本代表のユニフォームを着ていない自分が恥ずかしいくらいのものでした。
 それぞれの”青い軍団”が各方面から集まってきて、行き交う”青い軍団”同士、だれそれ構わずハイタッチの応酬。もうこうなると誰もが「同志」なんでしょうね。みんな共通の思いが成し遂げられた今、個人の垣根は一切取り払われてしまったのでしょう。それはなにも若者だけではありませんでした。じぃちゃんに近いオッサンまでもが青いユニフォームを着込み、若者の行進に一緒になって混ざり、目一杯楽しんでいる様は見ていてこちらも楽しいやら嬉しいやら。まさに老若男女を問わず...といった感じでした。
 いやもう最高――っ


 さて、その後、決勝トーナメントのことはご存知の如く。
 結果は残念ではありましたが、しかしそれでもその功績は大いに称えるに値します。なにせ世界の16本の指の中に入ることができたわけですから。それはそれは素晴らしいことです。

 ただ、日本のサッカーはこの時ようやく世界の扉を開けたのに等しいわけです。
 これからですよね、全てはこれからです。
 ここから上に行けるチームとは一体自分らとどこが、なにが違うのだろうか・・・?そんな次回ワールドカップの為の模索は既に始まっていることでしょうし、それが今回の宿題ですね。4年後に提出せよ―っ!って(笑)

 共催国である韓国の大躍進.....ベスト4とは、こりゃまたおったまげですね。
 同じアジアの仲間として、鼻た〜かだかっ!
 ・・・でも正直言いましょう・・・・・く、くやしいっす.....めちゃくちゃ悔しいっす!(笑)

 次なる大会、4年後はドイツ。
 今回のドイツは惜しくも2位と優勝こそ逃したものの、アピールしたその力たるや全世界に轟いているはずですし、次大会は何はともあれホームとなるわけです。恐らく優勝最有力候補間違いなしですね。そんな強豪揃いを我が日本代表がいかに切り崩していくか・・・。否、切り崩し畳み掛けてこてんぱんにしないことにはいつまでたっても「ワールドカップ」に触れることはできないのですから気張ってやぁ〜

 今回の大会を素晴らしい戦績で締め括った日本チーム。次大会はそんな日本代表のその真価が問われる重要なものとなるでしょう。しか――し!きっと再び彼らはやってくれるでしょう。しかも今まで以上の力を身に付け、誇示し、パワー全開で。
 そんな彼らに今度こそのっけから大いなる期待感を抱きながら、その来る日を待ち続けることにしましょう。


 お―――っと、その前に、そこに辿り着くまでの長い長いロードが待ち構えているんでしたっけね。
 アジア地区予選がわんさか・・・
 ははは・・・しかも4年後なんて鬼が大笑いしちゃいますね。
 でもでも、もう次なる闘いはあの瞬間に始まっているのですよね。

 ま、我々は、気長に、暖かく、彼らの熟成した姿を見守ってまいりましょうか。

 そして、また4年後には.....私はきっと再びトイレの中で嗚咽していることでしょう。

 そう、きっとそうに違いありません。。。よね?!みなみなさまっ♪


02,7,11
written by cow-boy



 というのを書いたものの、やはり1ヶ月近くも放置していると人間というものは薄情というか・・・やはり感動というのは時間を追う毎に加速度的に薄らいでいくものなのですね。当然周囲でのワールドカップネタは皆無ですし。あの熱く盛り上がっていた日本列島はどこへ行ったのか?!

 ですが、再開したJリーグでの観客動員数はうなぎ登りらしいではないですか?!良い事だと思います。こうしてJリーグから盛り上げていけば、きっとサッカーは日本文化として根付き、地域にも根付き、そうすることにより選手も育ち、観客も育っていくことでしょう。

 ん〜、今後に期待しないわけにはいきませんよねっ☆

 みんな、がんばれ―っ!


 で、今度こそ、あ――っぷっ!

02,7,26
written by cow-boy