我が愛しき Jellyfish


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実は荒くれ集団?

 さて、本格ミーティングも済んで大体の顔合わせもしたし、記念すべき第1回目のツーリングも行われたし、あとはこのまま定期的に事が運んでいけばいよいよもってツーリングクラブらしくなっていくぞっと。隊長のMr.Tさんも不慣れながらも誠意を持って対応してくれ、足りないところはみんなで補足しながら和気藹々と・・・そのままいくかな?ん〜〜いいんじゃない♪いいんじゃない(ニンマリ)♪.....と思ったのも束の間、バイク乗りってぇのはとかく変なヤツが多いようだ。変というのが語弊あるならばなんというのだろう...偏屈?尖がってる?頑固?危ない?野蛮?暴力?喧嘩?殴り合い?闘い?.....ろくなもんじゃないなぁ〜。あ〜ぁ、まどろっこしいわぃ!ちゃっちゃっちゃっと進めよう。

 裸のネーチャンがタンクの上で悩ましいポーズをしている例の紫色V−Maxのオッサンを覚えているだろうか?(Part1参照)オッサンと言っても当時の私から見てのオッサンだから今思うと32,3歳といったところだろうからまだ若かったのだろう。ちょいとこのオッサンが曲者であった。それと同時に普段は気の良いお兄さん的なJellyfishの初代リーダー、Mr.Tも実はこの御仁もまたなかなかの曲者だったようだ(笑)
 とにかくこの二人がミーティングで酒が入ると喧嘩を始めるのであった。マジっすよ。そりゃもちろん周りが押さえなだめるから取っ組み合いの殴り合いにはならないのだが、それでも一度は双方ビール瓶を振りかざし一触即発の光景に、ただただいい加減にしろよと促し止めに入るしかなかったわけで、同席のJinさんと私は途方に暮れるのであった。
 とりあえずそんな騒ぎが収まっての帰り道でも、双方ああでもないこうでもないと言い争っているのを見ていたら無性にこちらも腹が立ってきたのであった。せっかくの酒の席を何故に楽しく過ごせないものか?!と、今まで我慢していたものが・・・・・プツッ☆。

 明くる朝、目覚めた際にふと自分の手に違和感を覚え手を見てみた。すると右の拳が妙に痛くて青あざもできている。なんぞや?なんぞや?夕べの記憶を手繰り寄せていくうちに・・・・・喧嘩しちゃったみたい。殴りつけちゃったみたい。それも相手は・・・・・『自動販売機』なの(爆)
 ははは、どうやら夕べのヤツらの争いを目の前で見せつけられムカついていた私はその鬱憤を近くの自販機にぶつけたようだった。酔った頭でもやっぱ人間相手はまずいと判断したのは賢明であった(爆)。可哀想に自販機がそのトバッチリを受けたわけだな。薄っすら覚えている記憶の中では、大声でヤツらを罵倒しながら思いっきりグーで殴っていたような・・・蹴りも入れていたような・・・そら痛いわけだ。あざも残るわけだ。突然私が壊れたものだからヤツらの争いは私をなだめることに費やされいつしか掻き消されたのであった。だから私は良いことをしたのであった(違!)結局私もそんなおバカな仲間の一人だったようだ。で、結局可哀想だったのはひとり貧乏クジを引き当てたJinさんといったところだろうか。

 結局今回のが原因なのか定かではないが、このとっぽいV−MAXのオッサンはこれ以後姿を見せなくなったのであった。しかし、だからといって平和が訪れたわけではなかった。詳細は割愛するが、とにかくこの時期のJellyfishは、特にミーティングは大いに荒れていたということが記憶の大部分を占めているということは私の被害妄想だろうか?でも、だからこそいろいろあって楽しかった...ということも同時に言えるのかな、と。今日は何が起きるのかな?ワクワク...なんて。しかもミーティングはいつも必ずオールナイトだし(爆)若かったなぁ、元気だったなぁ...ホントにもぅ(-_-;)

 現在の紳士淑女の集いであるJellyfishからは想像もできない、実の大元はこんな荒くれ集団だったことは・・・内緒にしておいたほうがよかったかな???(遅!)  

02,12,14
written by cow-boy




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