灼熱の '02鈴鹿8耐
02,8/3〜4

= 2 =

■よ〜い、ドン☆
 さて、ようやく2コーナー席に到着しました。
 選手紹介の進む中、徐々にサーキット内のテンションが上がっていくのがよく分かります。
 2コーナーより、グリッド上の喧騒を望む・・・
 よ〜〜〜い、ドン☆
 さっ!いよいよ暑くて長く厳しい8時間の熱戦の火蓋が切って落された瞬間です。ホールショットは、なななんとぉ――っ!.....D・ポーレン選手でしたぁ―っ

 ・・・んなわけで、ピンぼけっす・・・ギャフン(-_-;)

 スタート早々、早くも転倒車続出でした。
 手始めにプライベーターの雄、TSR号が1コーナー突破して突っ込んできました。幸いライダーもマシンも自走に絶えるほどでしたので、ピット目指して再スタートを切りました。(^。^;)ホッ
 いやもぅ、それからというものの・・・
 次から次へと・・・
 コースマーシャルさん、ごくろーさん!.....って感じに・・・
 でもですね、転倒してなんとか再スタートできると、スタンドの観客からはやんややんやの拍手喝采大声援が巻き起こるのです。誰もが頑張っている人には最大限の応援をしたくなるものです。精一杯持てる力を振り絞り転倒しても諦めず再スタートしようとするライダーと、それを手放しで応援している観客と、その思いが一体となった瞬間です。これには結構感動します。はい。こういった些細なことも生ならではの味わいですね♪

■観客にとっても8耐なり
 8耐決勝AM11:30スタートし、1時間ほどで各チームの1回目のライダー交代が行われます。スタート後のドタバタもこの頃になるとだいぶ落ち着きを取り戻しつつある頃です。8時間の長丁場も始まったばかり。こちらも長い闘いに備えて腹ごしらえをしなくては・・・。そう、8耐は観てる観客にとっても、これまた8耐なり〜♪
 するとそこへシケイン席へと分かれていったJAYどんから電話あり。「クラブの面々で昼飯に出ますけどご一緒に如何ですか〜?」というものでしたので、私も早速彼らの後を追い掛けることにしました。
 サーキットから一旦外に出てサーキットホテル方面へちょいと行ったところのバイキング形式のレストランにクラブのみんなはピットインしてました。そこは冷房バッチリ!モニターでは8耐ライブ中継がなされていました。おぉ、ここで涼みながらの8耐観戦っす。正直言って・・・・・動きたくなくなったりして・・・・・(笑)
 1コーナー脇には散水栓のようなものがあり、アチチの身体に振り掛ければこれまたいと涼し・・・。お子ちゃまが、スッポンポンで水遊びをしてました。コース上で熱い闘いが繰り広げられている傍らで、なんだかほのぼの〜
 駐車場は、まさに日本全国からこの地に集まったバイカー達の愛しのお馬さんで埋め尽くされていました。
 うぉっ!発表後間もないDucatiさんちの新顔も展示されてました。999.....スリーナイン。しゅしゅぽぽしゅしゅぽぽ、ぽっぽ〜〜〜〜っ.....そりゃ銀河鉄道やろっ!(寒っ)
 Kawasaki、8耐初優勝の時のマシンなり。ライダーは、S・ラッセル&A・スライトなり。このときもここで生で観ていたっけな・・・(遠い目)

■旅に出ます。探さないで下さい(爆)
 さて、お仲間とのまったりランチを堪能した後は再び戦場へと繰り出すことにしませう。ここで私は「旅」に出ることにしました。グラスタ裏から1コーナー方面より延々とサーキットの隅々に至るまでの1周ツアーです。
 それでは行ってまいります―っ

 〜S字コーナー席から1〜2コーナー方面を望む。

 今回の8耐観戦中での『イコハチ』企画の一貫として「イコハチBBS」への速報情報等の書き込み、そして「モバイル版・イコハチML(メーリングリスト)」による携帯端末へのリアルタイム情報送受信という試みをしていました。そんなわけで、スタート時間前後からピコピコと携帯電話も忙しなくメール受信に追われていました。

 〜逆バンクを望む。

 そんなわけでこうして「旅」に出ている間にも、ピコピコとリアルタイムの情報が飛んでくるわけです。ほら、こうしている間にも。。。『冷たいビール・ソフトドリンクが余ってます。カウさん、旅の終わりに是非最終コーナー席へお立ち寄りください♪』。。。なんて、ありがたいメッセージが飛んで来たりして・・・o(^o^)o
 がんばって旅を全うし、最終コーナーを目指すとしましょう。

 〜ダンロップコーナーのイン側より・・・珍しくピンが合いました(笑)

 ダンロップ山を越えて、そのままデグナー方面へ向かいます。ここで東コースの旅が一先ず終了。ダンロップのお山の裏手から一度園外に出て、南コース方面から再びの入場となります。この辺りを歩いているまるでピクニック気分になります。それくらい山深いというか・・・ここはどこ???状態に陥る可能性大です。
 〜裏ストレートエンドの外側より勝負所の130R突っ込みを後ろから望む。
 旅先での記念写真。
 三脚立てて、ハイチーズ♪.....って、このときの私の精一杯の”普通の顔”でございました。それは何故かと申しますと、相変わらず肩から下げた「満載クーラーバッグ」が想像以上に体力を奪い去っていきます。そうなのです!レースがスタートする前にみんなのところを回り、全て配ってバッグ自体を空にするつもりだったのですが・・・忘れてました(自爆)後の祭っす。
 でも、ここでしばしエキゾーストノートを肴に、ビール片手にしばし風に吹かれ呆けておりました。少しでもバッグを軽くしなくちゃね!(違)
 本格西コース潜入せり!
 まずは鈴鹿サーキットの”アマゾンの大秘境”的な場所、スプーンコーナー席を目指します。
 〜スプーン一つ目から立ち上がり方面へ望む。
 ついに我々探検隊は、大秘境の一番奥地へと到着したのです――っ!そこで我々を待ち受けていたものは?!そこに恐るべし事実が隠されていたのでしたぁぁぁぁ――っ!!.....んなもん、あるわけないっすね。はい(爆)
 というわけでスプーンの全景です。ここで行き止まり、引き返しのピストンルートなわけです。
 行けぇぇぇ――っ!全車アクセル全開です。
 〜スプーン立ち上がりから裏ストレートを望む。
 ってなところで、ハイチーズ♪
 これが本日私のフル装備でございます。
 右肩からはブロックアイスと缶ビール数本。そして前夜テイクアウトの”手羽先”2箱で満載のクーラーバッグが下がっています。その他左側にはデジカメやら財布やらでパンパンのポーチと、小脇にレインボーカラーのクッション、あと前夜のグラスタ・オフの時にmayumieさんちのお嬢様方にいただいたSUZUKIの応援旗を抱えたその様は・・・はい、何とも言い様のない異様なオッサンのできあがりでございますです。
 ようやく旅も終盤を迎え、ヘアピンに辿り着きました。
 ここに辿り着くまでに私が応援していたSUZUKI系のチームに次々と不運が・・・(涙)スタート後間もなくのケンツさんち(...とはいっても3度の転倒にもめげず無事完走!)、そしてそしてヨシムラさんちも脱落していき・・・。そしてそしてそして・・・なななんと本家Team SUZUKIの#7までもがエンジンブローにより――(号泣)
 小脇に抱えたSUZUKIの応援旗が虚しく風になびいています。
 ずっと携帯ラジオで場内実況を聴きながら旅していたのですが、さすがに#7スローダウンの報を聞いたときは呆然と立ち尽くしてしまいました。だってそれまでは無難に3位のポジションキープしていただけに・・・(惜)
 んなわけで、名物立体交差はなかなか珍しいレイアウトのサーキットなり。上を裏ストレート、下はデグナーからヘアピンへ向かうところです。
 ヘアピンコーナーがヘアピンたる所以なり。ホントにヘアピンのよう(笑)端から見ると平面状に見えていたものも、実はかなりの高低差があるのがよくわかりますね。
 先ほどほんの少しビールを飲んだので少しはバッグも軽くなったかな?でも相変わらず・・・重いっすぅ〜。思わず中身捨てていきたくなっている頃です。相変わらずヘロヘロです。そして相変わらず怪しいオッサンです。
 そんなわけで、ようやく「旅」も終わりを告げようとしていました。
 シケイン席に私のお仲間みんながいるので、私がコース一周大事に大事に温め抜いて運んできたとてもいとおしい子供のようなビール&手羽先の折り詰めを差し入れすることにしました。つか、とっととこんな重てぇものを早く放り投げたかったのが正直なところだったのですが・・・(笑)
 そこへ、これまたありがたきMLのメッセージが届きました。「ビールやらソフトドリンクがわんさか余ってますぅ〜。どなたか貰って―っ」というものでした。「行きますぅ―っ!」ということで、最終コーナー付近でなんとかお会いすることができまして、コンビニの袋にたんまりとビールを頂いちゃいました♪この場をお借りして改めてお礼申し上げます。ありがとうございました、ねるさん。ペコリ。
 そんなわけで、自分へのご褒美分(ビール&折り詰め)を確保しつつ、そのたんまりビールをお仲間の元へ投げてきました。ふぅ〜〜だいぶ肩の荷も軽くなりました♪
 ちなみに日中かなり暑かったので、折り詰めの手羽先が痛んでやしないかとかなり心配していたのですが、今のところみんなから腹を壊したとかO−157に掛かって入院したとか訃報は届いていないので大丈夫だったのでしょう(爆)...つか、そりゃもちろん!私が重い思いをしてずっと携えてきたブロックアイスのお陰です。かなり冷え冷えでしたので、これならみんなに配っても大丈夫だろうと判断したので・・・これを食った方、ご安心召されよ。
 つつついに、ここまで来ましたぁぁぁぁ――っ
 で、最終コーナーから1コーナー方面を望む、です。天気が良いと、1コーナーの向こうに伊勢湾の海が見えるのです。日差しがあるとキラキラ輝いているのがわかります。
 何も語ることはありません。This is Champion Machine !...今シーズンのmotoGPクラスを圧倒したハイパーマシンです。後半戦では他のメーカーのマシンも台頭してきましたが、それでもやはりかなりのアドバンテージは否めません。果たして来期の勢力図は如何に?!ワクワク・・・
 あぁ、ここまで歩いてきて、本コース上にこのマシンがいないことが悲ぴぃ...。でもでも、R2−1での2年連続チャンピオンマシンだーいっ!エヘン
 昔懐かしのラベンダーカラー♪テック21号を駆るは平さま〜♪と、キング・ケニーなり。でもこのマシンが8時間を走りきることはなかった・・・です。
 日本で「ローソン・レプリカ」というと”Z1000R”を指すのが普通ですが、このマシンも立派な「ローソン・レプリカ」っす。FZ750はアメリカの大地で大暴れしたわけです。
 だから記念写真くらい笑顔でいろってば・・・(-_-;)
 最終コーナー席で今回の8耐の最後を見届けることにしました。もちろん片手にビール、もう片手には手羽先が・・・。自分の8耐での戦利品といったところでしょうか(笑)。苦労の分だけ美味さ百倍!です・・・つか、そもそも最初に配ってしまっていればこんな苦労には・・・(自爆)
 おっと、その時です!!!空から雨粒が落ちてきたのです。
 これはもう一波瀾起きそうな予感です。コース上では、A・バロスの快走でかなり盛り上がっています。現在位置3位の桜井ホンダ号ですが、2位のキャビンホンダ号に迫る勢いでした。果たしてこの結末は・・・?!
 すっかり夜の帳が下りて、ナイトランでの攻防です。
 どうやら心配していた雨脚も収束し、残念ながら?このままの結末となりそうです。
 傍らに望む観覧車もライトアップされ、コース上での熱い闘いとは裏腹に、綺麗で幻想的な雰囲気を醸し出していました。
 そして、ゴール。
 ここまでくると、勝った負けただけでは片付けられない評価できないものがあります。完走できた者は、ただそれだけでも称えられる資格があると思います。それを観客全員が知っています。だから無事にチェッカーを受け、目の前を通り過ぎていくライダー全員に惜しみない拍手喝采をするのです。素晴らしい素晴らしい。サーキット全体が一体となった瞬間です。8時間をライダー共々闘い抜いた観客全員をも称えたいですね。
 ・・・・・終わった・・・・・
 もうなんつーか、この言葉だけが頭の中にあります。
 とにもかくにも、終わった・・・。放心状態ですね。
 レース終了後、コース上へと下りていき、表彰式はシケインのゼブラゾーンに腰掛けてモニター越しに拍手〜〜♪
 路面はまだ少し温かく、今さっきまでの熱戦を感じさせてくれます。
 遠く、暑く、そして熱く・・・スケジュール的にもかなりの強行軍で臨んだこともあり疲労困ぱいピークに差し掛かっているにも関わらず、見よ!この2人の魂の抜けきった...もとい、天真爛漫な笑顔を!...ってな感じですね(笑)
 私は思います。初めて8耐を鈴鹿まで観に行った人の結末は2通りあると思います。「あんな思いはもう二度とごめんだぁ―っ!もう絶対に行くもんかぁ―っ!」というのと「・・・ハマった!ずっぽりと。」というものとに。果たしてこの2人は前者でしょうか?後者でしょうか?.....はいはい、2人とも「後者」と申しておりますです。んだば、是非来年も!ですね。
 もう何も言うことはありません。喜んで頂けただけで・・・はい。
 ピットウォール上から振り向きざまのハイ、ポーズ♪
 ホームストレート上には観客達が亡霊のように・・・ゆらゆらとその様子は浮遊霊。はたまた自縛霊?!それともセミの抜け殻かな?(笑)

■おいおい、そんなことまで・・・(大汗)
 はぁ〜終わった・・・ついに終わった・・・終わっちゃったなぁ・・・
 ・・・なんて、しば〜〜〜らくその余韻に浸っていた私ら3人。メインの表彰式はもとより、各クラスのものまで一通りホームストレートのコース上に座り込みながら私はボケ〜〜〜
 と、いつまでもこんなところでこんなことしていても仕方ない、と、そろそろ帰り支度とまいりましょう。白子発東京行きの深夜バスの出発時間はPM11:30。できればそれまでに今日一日の汗まみれの身体にシャワーでも浴びせたいっすぅ〜…ということで、さてさてどうしたものか???と3人で思案しておりました。サーキット内のスパガーデンに入ろうか、はたまた近くで銭湯でも探そうか?そんなことを考えながら歩いているうちにサーキットランドのメインゲートを出て、バスターミナルのところへ来ました。時間も恐らく10時近かったかと思います。とりあえず白子へ行ってしまおうと思い、バス停のベンチに腰掛けて白子駅行きのバスの到着を待つことにしました。
 んがっ!.....どうにもこうにも周りの人気のなさが気になって時刻表を見てみるとぉぉぉぉぉ――――――バス、オシマイでした(笑)

 仕方ない、タクシーで行くかぁ...と諦め顔の野郎2人の傍らでどこかに電話しているぽこちゃんがいました。なんだろ?尋ねてみると、ぽこちゃんの「先輩の家が白子駅周辺にある」そうで、その先輩に「白子駅周辺に銭湯があるかどうか」を尋ねていたそうです。おぉ、それは素晴らしい偶然であり、神はまだ我々を見放してはいなかったのでしたぁ――っ!.....で、銭湯はあるの?!.....「ないそうです。」.....ギャフン、やはり神に見放されたか.....仕方ない、諦めよう。とにもかくにも白子駅まで行かなくては、とタクシーを掴まえようとしていたその時、再びぽこちゃんの電話が鳴ったのでした。ぽこちゃん曰く。。。
 「再びその先輩からで、もし良かったらその先輩の家の風呂に入っていきなさいって・・・」
 。。。ややややっぱ神様は見放してはいなかったのでした――っ♪
 なななんと!ここにきて突如風呂に入れることになりーのっ、しかもぽこちゃんの先輩のご実家だったりするーのっ、縁もゆかりも全くない私は一体なんなんだろなぁ???って思いーのっ、でもこうなったらどこまでも図々しくいきーのっ.....ホント私ってば・・・(-_-;)
 というひょんなことからありがたくもお風呂をいただくことになりまして、ウキウキ気分でタクシーに乗り込み、白子駅近くのその御方の家へと向かったのでした。

 ・・・いやはやホント白子駅からすぐ近くでした。歩いて5分くらい?!こりゃ来年からもおねが・・・(・_*)\ペチ
 夜の10時を回ったこんな非常識な時間に私ら3人は何の因果か、平身低頭、手土産持参で一宿一飯?のご厄介になりました。さっぱりシャワーを浴びた身体は昼間の闘いでの鎧を外したようにとても身軽くなった気がしました。おまけに冷たい麦茶まで・・・身体に、そして渇いた心に染み入りました。ぽこちゃんの先輩並びにその親御さんの温かいお心遣いに感謝感謝でございました。旅の最後に特大のプレゼントをいただいた感じです。
 それと、こ〜んなところでとんでもない偶然を神様にもありがとうございましたと(合掌)。

■そして、幕が下りました
 そんなわけで、この期に及んで見ず知らずの他人の家でちゃっかり風呂まで頂いちゃった私です。いやもう図々しいの極みです。はっきり言って生き恥晒してます!(自爆)。こうなったら誰になんと言われようといいのです。だってサッパリしたんだも〜〜ん♪
 白子駅発深夜バスの出発時間に余裕で間に合い、これから東京は池袋までの約6時間の長旅の始まり始まり〜です。そうそう、行きのバスでせっかくの帽子を車中に忘れ物してしまったぽこちゃんには無事にその帽子がそこの停留所で手渡されたようです。よかったよかった。ちなみにそのバスでは、red-wingさん、Happyさん方と一緒でした。

 やはり、いくら疲れているとはいえ、車中での熟睡はなかなか難しくて、身体のあちこちもイタタタタ…と。でもどうやらあまり記憶に残っていないところを見ると一応は意識を失っていたようです。気付くと外はだいぶ明るくなっていて、景色もなんとなく見慣れたものとなっていました。都内に入りいくつかのポイントで停車しました。そのうちの一つでred-wingさん方は降りられました。
 月曜日の朝6時頃。無事に終点の池袋駅東口に到着しました。
 感覚としては頭のてっぺん付近からボォ〜〜〜っと湯気が立ち込めていくような感じです。そんくらいに頭ボケボケってところでしょうか。2人と分かれた私はトボトボと西武線に乗り込み、家へと帰っていきました。
 ここいらに広がっている世の中の極一般には、鈴鹿の地で昨日暑くて熱い闘いが繰り広げられていた事実はほとんど知れ渡っていないんだろうな。ということから、とてもスペシャリティーな時を過ごしたんだ!私らは、という得した気持ちと、そんなこと知ったことではない!という世間一般から疎外されているような孤独感?に似た感情が複雑に混ざり合っている...なにせボケボケ頭で考えることだから、わっけわかんねー。とにかく8耐の事実に関係なく世間は今日も当たり前のように目の前に展開されているわけで、そんな中、一人大荷物を背負った、手にはSUZUKIの応援旗を持った私は、世間の流れとは逆の方向へ進んでいくのでした。
 ちなみに、その日、月曜は私は仕事でした。ぽこちゃんも意地で出勤したそうです。JAYどんは・・・休みやがって――っ!(笑)とはいっても、ここだけの話、私もほとんど仕事にはなりませんでしたが・・・(爆)

 今回の8耐は、いつものプライベートなだけの楽しみとは違い、自分としては全く違ったアプローチで臨んだものでした。前述の通り、『行こうよ!8耐!(通称:イコハチ)』というサイトを管理人1号さんのred-wingさんと共に6月頃から徐々に周りを巻き込みつつ盛り上げていきました。そして8月4日がMax状態となったわけです。いやもう、楽しかったの一言に尽きますね。通常だと知り合うこともなかったであろう方々とも『イコハチ』をきっかけにして知り合えたし、おまけに幾人かの方々とは酒盛りまでできちゃいましたから♪ホント、みんなに感謝感謝でございます。何を何回言っても言い足りないくらいです。ホントにホントに・・・

 2002年の鈴鹿8耐は終わってしまいましたが、さぁ、次、次です。次は2003年の8耐が待っています。その時も今年のようなとてつもなく楽しいものとしていきたいなと今から期待ワクワクしちゃっています。

 今でも、目を瞑れば.....耳を澄ませば.....モンスター達の勇姿が、咆哮が、脳裏を駆け巡り、耳の奥にこだましています。そして、皮膚にはあの照付ける太陽からの強烈な日差しの感覚が思い出されます。来年もまた鈴鹿8耐はとびっきりに、センセーショナルに、私らを圧倒してくれることでしょう。そのことに最大限の期待を募らせ、今はとりあえず2002年度分の思い出として引き出し内にしまっておくことにしましょう。また来年、桜が咲き新緑が青々としてくる頃にムクムクとその禁断の引き出しが解き放たれるまで・・・

 それではまた来年、2003年の夏に、ね♪



お・し・まぃっ

2002,11,25
written by cow-boy