白馬の山間にコダマするぜ!
Jellyfish の1泊宴会ツーリングだぁー!

だぁーっ!気合だぁーっ!!(わけわかんねーっ)
04,7/18〜19

= 後 編 =


 さて、禁断の一夜も無事に明け、夕べのことはくれぐれも各人の胸の内に秘めておこう。そして銘々の墓場の中まで持ち込んで下さるよう重々お願い申し上げます。

 一人夢の中で今だ宴の真っ只中であるであろうばったもんの他はみんな朝餉の膳についていました。朝っぱらから元気良くご飯お代わりしている人からチビまる子ちゃんみたいに額に斜線入れてるような人までさまざまなようでした。自分は・・・まぁ死んではいませんでしたが爽快ではなかったような?
 仕事の都合でつきさんとびっと熊さんが即発ちの準備を整え、みんなはぞろぞろお見送りに外へ。
 そうそう夕べ夢の中で気になっていた夜半からの激しい雨降りもこの頃にはすっかり空からの落し物はなくなっていました。路面には至るところに水溜りはありましたが恐らく私らが走っている頃にはなくなっていることでしょう。ホント今回は天候の危ういところをなんとかかんとか擦り抜けて結果は常に青空を拝んでいたような気がします。人はそれを日頃の行ないと呼びます。さすがオレさま。

朝から萌萌えの裏側には名古屋犬くん。なんとも面白い位置関係?

水溜りはあるものの、夜半からの雨はすっかりあがり〜♪

朝駆け組のびっと熊さんとつきさん。どうかお気を付けてーっ!


そのころ、ばったもんは・・・ZZZzzzzzz.。o○

 囲炉裏の周りはまさに”ツワモノどもの夢のあと”状態だったことは言うまでもありません。ホント、宿の人、申し訳ありませぬ〜って感じ(笑)まるでとっとと逃げるように(嘘)出発の準備を整えまして、身体もようやくエンジンが掛かってきました。マシンのエンジンも掛けると辺りに漂う早朝の神聖な空気をけたたましいエキゾーストノートで掻き消してしまうようで心苦しいのですがエンジン掛けないことには走り出せないのでしばしお許しをと。
 またの再会を誓い合い今回車の名古屋のお犬くんとみんなハイタッチ。東京ー名古屋と距離はかなり離れているけどきっとまた近々会えそうな気がするね。・・・って言っていて事実その僅か一週間後には鈴鹿8耐で私は四日市で彼と会ったのでした。ほらね、もう早速ですわ(笑)。

 正直以降のルートはもうお任せモードだったのでわかりませぬ(爆)。せっかく無料になったのだからととりあえず「ビーナスライン」を目指したようです。前日後半もそうだったのですが市街地走行の際、腰痛からポジションきつく辛いということでろみひーは自分のGSXR1000とあっちさんのブランニューマシン(笑)CB400を交換してもらい走ってました。「仕方ないな〜」という顔しながらも「ウッシッシ・・・」とお尻からしっぽが出掛かっているあっちさんを私は見逃しませんでした。結局言うことを聞かずブラックバードを断念してのCB400でしたからね、その喜びようったら・・・。「このバイク、絶対ズルイ!」とR1000を指差しそう豪語したのでした。う〜む、そんなにR1000って凄いんだぁ・・・。ヨダレじゅるじゅるな私でありました。

 さて「美ヶ原高原美術館」のPで休憩。別に美術館に入るわけでもなくしばしのんびりりんと。やっぱ一泊もして手ぶらで帰るのは申し訳ないかな?と私は家への土産物を物色していました。いわゆるゴマ擦りっすか。また出させてねん。スリスリっっ(はぁと)
 そろそろナニカが起きるはずだよな〜、このまま何もないのはJellyfishじゃない!ってことでこの日の第一弾?J太のファイヤーブレードのリアタイヤにはナンジャロカ〜?ブスっとな?!今抜いたらプシュ〜なので修理できそうなGSまではそのまんま仕様にて走行を。ま、彼にしてみれば良いリミッターになるのでは?と。スピード出したら抜けちゃってプシュ〜だぞぉ〜。ほれほれ〜(笑)

 その後の予定ルートはとりあえず中央道の松本ICを目指しましょうということになりそろそろ出発をという段なのですがヨッシーが見当たらずなかなか戻って来ず。どうやら売店でソフトクリームを食べているそうで「先に行って下さい。すぐに追い着きます。」と。おいおい考えが甘いぞ、ヨッシーよ。我らをどなたが先導していると思っているのだ?・・・かず♪さんですぞ!(爆)はい、まさかこれがヨッシーとの永久の別れになるところだったとは・・・

 ではヨッシーには後から一生懸命追い掛けて来てもらうとして我々は松本ICを目指してとっとこ出発しましょう。

 それから私らはど☆ピーカンな茹だるような暑さの中、それでも走っていれば風を感じられるわで気持ちよ〜くワインディングを堪能しました。そう、気持ちよ〜く、気持ちよ〜く。そこで一言先導のかず♪さん「あ、みなさま大変なことになりました。ミスコースです。しかも修正不可能なくらいの思いっきり。目指していた松本ICを塩尻ICに修正の必要が・・・」ほ〜っほっほっほっほ〜・・・私らはそれでも大いに気持ち良く走れたしむしろ松本ICよりも東京には近いICだから若干高速代も安くなるから別にいいんですがね、そう、私らはね。

 ・・・スマソ、ヨッシー。
 我々は松本ICには行かれないが、しっかり目指しておいてくれ。

 時間は丁度お昼を過ぎた頃だったと思います。給油で止まったGSでJ太のファイヤーブレードのパンクも修理完了しそこの並びの洋食屋さんで昼食にすることにしました。正規のルートを通り松本ICを目指していたヨッシーに電話で繋がったので誘導をと思ったのですが「そのまま松本ICから乗って帰りますーっ」と半ば拗ねモード(嘘)ソフトクリームが運命を左右することになろうとは思ってもみなかったことでしょう。あれがヨッシーの見納めだったのか・・・そこにいた誰もがそう思ったに違いありませんでした、その時は。
 早々に帰りますと隣接のコンビニでスニッカーズを買ってきてそれを齧る殿さまは飯ちうの我々より一足先に帰路を急ぎ発っていきました。
 午後の強烈な陽射しは容赦なく我々の頭上より投げつけられています。これはきっとなにかの修行?革ツナギ仕様の私はきっと傍から見たら、見ているだけで汗疹ができそうとか思われてかも?汗を吸い込んだ牛革はなんとも重たげで、きっといつかは自分の皮膚と同化してしまうのではないだろうか?と危惧・・・するわけはありませんがね。

 さて本隊残りのメンバーで再び走り出しです。次なるは塩尻IC目標です。今度はそれが再び修正されることがないことを祈るばかりです(笑)。ICに乗るまでの市街地は結構混雑していて擦り抜けオンパレードでした。上もまたしかり。しかしそこは二輪の優位性をことごとく生かしまして、一気走りにより次の集合ポイントは「談合坂SA」。さぁこれで彼女の本領発揮か?!おニュータイヤのパンク補修に意気消沈のJ太の代わりにいつもの”かっ飛び爆裂あねさん”ろみひーがR1000のパワーに任せて糸の切れた凧よろしく早速飛んで行ってしまいました。するってぇとかず♪さんがその頭を押さえようと・・・・・終始私の目の前で超高速バトルを演じていました。って、何故に目の前でってか?ははは、ずっとこの先頭の2台にくっついていったので・・・。6速全開で180km/hメーターが1回転して0km/h表示になってしまいますが、えーい!'88年式のこの老いぼれを舐めんなよ〜!と高速コーナーになるとビビルのかほんの少しアクセル緩めるろみひーの外からぶち抜きしばし陶酔する私でありました(自爆)いや〜まだまだコイツいける走れるね〜と自分の老いぼれに感心したものでした。
 そんなことをやっていたらお蔭様で談合坂SAまでなんてあっちゅー間に到着しちゃいました。それにしてもいやはややはり連休ラス日です。SAのPには車が溢れ返り、Pに入る前本線からの分岐車線も車のド渋滞でした。そんな車列を尻目に擦り抜けてバイク用Pへと滑り込み、まずは一息はふぅ〜。

 なんでだろ〜?なんでだろ〜?
 しばらくすると見慣れた顔と見慣れたバイクが同じPへと滑り込んで来ました。ビーナスライン途中で生き別れたヨッシーと昼食も取らず先を急ぎ発った殿さまが一緒に し か も 我々本隊の後からやって来るという七不思議?(笑)
 ヨッシーは「ただただ高速代を無駄に払っただけのような気がする・・・」と嘆き、殿さまは「昼食取らず腹減らして走ってきたというのに結末が同じとは・・・」と呟き、そう、人生とはそんな理不尽の上に成り立っているようなものなのだよ。これでひとつ悟りの境地に近付いたということですな。わっはっはっ(爆)

 とまぁそんなわけで早朝発組のつきさんとびっと熊さんの二人以外は奇しくもこれにて全員最終チェックポイントに勢揃いしたわけです。かず♪さん―vs―ろみひー、あっちさん―Love―冬緒、J太―萌―ぽこちゃん、ばったもん、ダサMac、とわたくしめ。名古屋犬くんは無事にみゃーごやには着いただろうかと。
 しばし、というかかなりの時間ジベタリアン。精魂共に尽き果てて。いやいやここはまだ談合坂。先はもうちょいありますぜ皆の衆。家に着くまでがツーリング。決して気を抜かず最後まで無事を通しましょう。

 ・・・ってなところでこの談合坂SAで解散です。

 乙カレー!!

 みんな口々に挨拶し合いながら再び本線上へと消えていきました。私は普通のペースで走っていれば間違いなく残りを無給油で走りきれたものをあんな走りをしていたお陰で燃費はいつだったかのように途中でヤバイこと(220kmくらいでリザーブになるところを180kmでリザーブに入ってしまったこと)になりそうな気がしたのでここのスタンドで入れていくことにしました。

 一緒に給油していた萌萌夫婦と一緒に本線上へ戻っていきました。やはりパンク修理したのが良い意味で?心のリミッターになっているのでしょうJ太の高速走行は大人しいものでした(笑)
 私が下りる国立府中ICで後を振り返り、お互い手を振り合って分かれて行きました。常々言ってますが、私はこの瞬間がとても好きです。お互いそれまでの労を労い、最後の一瞬までの無事を祈りつつ、「んじゃまたな〜!」プップッ♪

 事前の予報にどぎまぎさせられながらも結局蓋を開けてみればウルトラ☆どピーカン!だったわけで、これは一重にオレサマのお陰(・_*)\ペチ。私自身も久方ぶりの本格的なツーリングに人間の方よりもむしろバイクの方が大丈夫じゃろか?とかなり不安になったものですが概ね無難にこなしてくれたようです。今回のツーリングは私個人としては言わば一週間後に行なわれる鈴鹿8耐への前哨戦的な意味合いがありまして、鈴鹿まで初のバイク自走を狙う私としましてはその時点で何らかの不具合個所が見つかったならばとてもとても今回の数倍をしかも一気に走らなくてはならないだけに不可能ということで断念せざるを得なかったでしょう。お蔭様でどうやら「行ける!」という許可印を押せたような気がしました。

 初日集合場所でのアンリマ〜に始まり最初のチェックポイントでのオウマイガーっとか滑り出しは必ずしも順風満帆ではありませんでしたが、しかし他は残念ながら大したこともなく終わってみれば物足りない?(爆)そんなわきゃありませんがな、とても気持ち良かったこの二日間でありました。これ最強!

 関係各位のみなみなさま、本当にお蔭様。

 そして、お疲れ様。

 また一緒に遊びましょっ♪

 



お し ま いっ
04,08,26
written by cow−boy



・・・ってなところでイイジャロカ?たあぼー(笑)