’05年10月16日

メルマガbbb企画
第2回「犬吠埼〜九十九里」オフ会ツーリング



 そろそろ第2回をやってもいい頃かな。というか、やらなさすぎかな?第1回のオフミーティングは一体いつやったんだっけ??

 過去のツーレポ紐解いてみると2002年の10月6日に、一般車両が通行禁止になるという『乗鞍スカイラインを走ろう!』というお題を掲げ、最初のオフミを開催してからですから、かれこれ・・・3年は空白の時間。

 まぁその間このbbbのメルマガ自体が存亡の危機に晒されていた期間があり約半年間くらいの休刊状態だったりしましたけどね。とにもかくにも、ここらで一丁自らのモチベーションを保つため。そしてなによりも、まだ見ぬ読者の皆様との交わりを求めて・・・。



 なにはともあれ、突如思い立ったように第2回を企画してみました。
 告知から予定日まで2週間弱しかないというあまりに唐突過ぎた企画案内だったというのに、事前より総勢約5、6名の方々の挙手をいただきまして、私としましては私のほかにもう1人でも賛同者がいらっしゃればそれだけでオフミは成立すると思っていたところにそれだけの方からのオファーを受けまして、主催者としましては天にも上る思いで当日を心待ちにしていたものです。

 んが、しかーし・・・

 事前の案内文の中に「降水確率40%以上は中止!」と謳っているところに、実際の予想降水確率はなななんと・・・60%?!もしそのまま状況が推移していったなら間違いなく「中止」の決定をせざるを得ませんでした。そしてその状況は一向に改善されることなく前日を迎えたのでした。

 ところが・・・

 起死回生のナニかに期待してギリギリまで待っていたところ、やはり最後の最後でツーリングの神様は私らバイク乗りを見捨てはしなかったのです。(少なくともそのときはそう思ったものでした。)

 「朝方まで雨が残るかもしれませんが、日中は急速に回復して、午後には晴れ間も覗くことでしょう。いい天気になりますヨ♪」

 おぉ、やはり・・・ツーリングの神様ありがとう〜

 しかし、これは神様の悪戯、悪ふざけだったのかもしれない・・・このときには気付くはずもなく、ただただ喜び勇んで当日朝を待ち焦がれたものでした。

 「あの〜・・・雨降ってるんですが?しかも結構な降りっぷりなようで。おまけにあと30分後には自宅出発する時間なんですが?」

 本当にこれから急速回復していくのか??と一抹の不安を抱きながらも「多少の雨が残っていたとしても行きます!」宣言をしてしまったからには「行く!」しかないでしょう。  カッパを着込んで日帰りツーリングに出たのなんて一体何年ぶりのことだろう?少なくとも過去にも記憶にないかもしれません(笑)。

 相変わらずポツポツ⇔ザァザァーの間を行ったり来たりしている中を暖機そこそこに自宅を後にしたのでした。

 きっとこの天気はよくなる。午後には最高のツー日和になる!

 そう信じて疑わなかったのでした。


水溜りあり〜の、雨もまだポツポツ残ってい〜の。そんな中をカッパ着込んで旅立て行ったのでした。
空はまだまだこんなにドヨ〜〜〜ンとしています。それでもこの雲の狭間からいつしかきっと明るい日差しが差し込んでくるものと信じて疑わなかったのでした。このときは。



 事実、走り出してしばらくするうちに雨粒は空から落ちてこなくなりました。そして新宿ランプから首都高へ上がったころにはすっかり雨は上がりました。路面もライン上はドライコンディション。おぉ、やっぱ天気予報さまさまのおっしゃる通り〜♪なんだわ。

 そう信じて疑わなかったのでした。

 もやっているレインボーブリッジ。そこから見る景色もやはり雨が上がったばかりのもやもや〜状態でした。

 ちなみにここまでに追い抜いたり追い抜かれたりすれ違ったりしたバイク&ライダーはほとんど皆無だったように思います。ただ、首都高のどこかの合流地点から私の走る車線の方へバイクと思しきヘッドライトが2台分合流してくるのをミラー越しに認めたくらいでした。

 「ほぉ〜、こんな天気の中でバイクで走り出るなんて、私らくらいだと思っていたけどさ。物好きなライダーさんて他にもいるんだね〜(笑)」

 レインボーブリッジを渡ったあたりから湾岸線へ合流。ひたすら集合地点を目指して飛ばすことなくコンスタントに刻んで行きました。

 「おっ?!ハーレーもがんばって走ってんな〜。みんなホント物好きなのねん♪」

 湾岸線の一番左車線側をドドドドドッと気持ち良さげに走っていたハーレーを追い抜き、これで今日これまでに首都高上で遭遇したバイクは全部で3台。みんなそれぞれの道中、気持ちいい一日を送れるといいね、などと思ったかどうかは今となっては忘れちゃいました(笑)。

 湾岸線から東関道へ分け入り、そして午前10時の集合時間に少し余裕を残しつつ集合場所の酒々井SAへと入って行きました。ほんの僅かの緊張感を伴いつつ、バイク用のパーキングスペースへバイクを止めました。既にバイクが1台、ちょっと古めのBMWが。んん??今回の参加者の中にビーエムはなかったよな。するとうちらの関係の人じゃないんだな。

 ヘルメットを脱いでいると、遠くからバイクが近付いてくる音が聞こえてきました。「おや??あの2台は・・・。」そう、首都高のどこかの合流車線から合流してきた例のバイク2台。湾岸線〜東関道の道中ずっとミラーの端にヘッドライトの光がちらちらしていたのでした。

 「こんにちは〜♪」

 あちらもこちらも、もうコレ(bbbのオフミ)しかないでしょう、って感じの決め付けようで「今日はよろしく!」という話が早い展開でした(笑)。そりゃそうですよね。バイクったら"うちら"しかいなかったんですから。
 本日最初のお初〜♪なご挨拶は、みーた@インパルスさんとお連れのmana@スピードトリプルさんでした。
 「あ〜、ずっと後ろ走ってらした方々ですね〜。」「ずっと前を走っていましたよね?」なんて、ココが初対面ではなかったようです(笑)。

 そこへもう1人の方が歩いていらっしゃいました。あぁ、なるほど、バイクは既に止まっていた先ほどのビーエムの持ち主の方でした。ウルチロ@ハーレーさん。今日は雨降りってことで雨でも楽チンなビーエムでいらしたそうです。

 遠くから、ドドドドドッな音が近付いてきました。もしや??やはりオフミな御方でした。kiu@ハーレーさん。
 「あ〜、さっき湾岸線走ってましたよね〜?」「さっき追い抜いて行きましたよね?」「あー、私たちも追い抜きましたよ〜」

 そう、既に初対面でない人が多数だったようです(笑)。

 私もまさかでした。「こんな天気の悪い日に一体どこ行くんだろう?」まるで他人事のようにその人を見送っておいて、まさかまたココで再会することになろうとは・・・。ははは。

 そこへ既に到着済みで違うところに止めていたバイクの元から歩いてきたのがわざわざお見送りのためだけにここの酒々井SAにやってきてくれたという私cow-boyのいつものお仲間、タマ@VFR800さんとキク@トラ・デイトナ600さんの御二方。特にタマさんは私の嘗て企画していたおバカ・ツー「午前3時発シリーズ」には皆勤賞のこれまたおバカなお人(笑)。

 そんなわけで、とりあえずその時間その地に集る予定の人はこれで全て予定通り集っていただけました。あとは、みーたさんとmanaさんのお連れの方1名様が最初の目的地である犬吠埼に昼の12時前後に合流することになっていました。これで第2回bbbオフ会ツーリング参加者は総勢6名で無事開催となりましたーっ!

 その時点では空からの贈り物はすっかり止んでいて、路面も大分乾いてきていました。「おっし!このまま急速回復!お天道様が眩しいぜ〜」となるものと確信していました。  とりあえず「朝礼」(笑)。簡単にルートなどを説明し、午前10時半頃出発。酒々井SAを後にし、次の富里ICで下道へと降りました。


「どもども、はじめまして〜♪」というこの日みんながみんなお初さんです。左のkiuさんと右のウルチロさんは共にハーレー乗りでいらっしゃいます。さらにディープな語らいです(笑)
お見送りの為だけにわざわざ来てくださった左タマさんと右キクさん。赤赤コンビですね。
緑色のトライアンフを囲んで・・・。なんかこんな空模様の下でこの色見ると「アマガエル」に見えてしまうのは気のせいでしょうか??
ほらほら、kiuさんとウルチロさんの熱いハーレー談義??・・・の向こうでどこぞのオヤジさんに掴まって延々話を聞かされている?キクさん。
まだまだ続くよ、オヤジの暴走??止まりません。でもこれが「バイク」というキーワード・パワーということでしょうか。見知らぬオヤジさんともすぐに意気投合してしまうあたりさすがだ・・・。そう、もちろん、みなさまともね。
はい、本日最初の集合写真ドス。左から、mana@スピードトリプルさん、kiu@ハーレーさん、みーた@インパルスさん、キク@デイトナ600さん、タマ@VFR800さん、ウルチロ@BMWさん。
・・・と、わたくしcow-boyでございます。結局このとき着ていたカッパはこの日一日、帰宅するまで着たきりスズメだったとさ。
にしても、トラが周りの葉っぱの緑と同化している気が・・・やっぱアマガエルだったのか?
・・・あら、まだ掴まったままだったのねん(笑)


 さて、富里ICで下りた一行は、R409 ⇒ R296 へと進みました。丁度この分岐にて、お見送り部隊のタマさん、キクさんとお別れです。私らは八日市場方面へ、タマさんたちは千葉市街方面へとそれぞれ手を振りながら分岐していきました。

 さて残る本隊5名は引き続き犬吠埼の先っちょを目指します。
 R296を八日市場方面へ進み、R126を左へ、犬吠埼方面へ。あとはひたすら真っ直ぐ道なりデス。市街地ということもあって程よく渋滞だったりします。するするする〜っとすり抜けていけばいいのですが、参加のみなさんの走りのスタイルを全くわかっていない私としましては、もしかしたら「すり抜け嫌い」な人がいらっしゃったり「すり抜け苦手」な人がいらっしゃるかもしれないと思ったので、とりあえず最初の休憩地点までは極力車の後ろにひっついての車ペースで走っていきました。
 大体小一時間走ったところで最初の休憩を入れました。やはりみなさんこの車ペースに結構睡魔に襲われていたようです。「ガンガン行っちゃって大丈夫デ〜ス」ということなので、その後は・・・適度な抜け具合で行きました。

 犬吠埼まであと20kmほどでした。ところがその頃から次第に空模様が怪しくなってきて走っているとポツリポツリとシールドに雨粒が当たるようになりました。これはその目的地が近づけば近づくほど雨脚も激しくなっていくようです。私は最初からカッパを着込んでいたので問題なかったのですが他のみなさんは着ていなかったので、途中で路肩に停車し、みなさんにカッパ・タイムを取るかどうかを聞いたのですがとりあえずOK!とのことでそのまま走り続けました。

 R126を銚子市街方面へ走っていく途中で犬吠埼方面への分岐点があるのですが、そちら方面即ち「銚子道路」へと進むと間もなく料金所が現れます・・・現れたと記憶してます。行きに100円(程度だったと思います)、帰りにまた100円と往復で2度も払うのがバカらしかったので、犬吠埼への行きだけは銚子市街を突き抜けてぐる〜っと回り道をしました。カッパを着ていなかった他のみなさんには大変申し訳なくも、この回り道の間に雨脚が大分強くなってきてしまい、余計に濡れさせてしまいまして、、、ご勘弁のほどを。
 あ、そうそう、、、ちなみに帰路はこの「銚子道路」を通ってきたのですが、あれれ〜???あったはずなんだけどなぁ〜・・・料金所。なくなってる??つまり、「タダ道(無料)」になってたんですね。はっはっは〜。遠回りしたのは正真正銘の無駄足だったようです。重ね重ねシツレイしました(詫)

 さてそんな無駄な遠回りをしたもののとりあえず無事に犬吠埼の一番先っちょのところ。犬吠埼灯台の麓に到着。バイクを止めて、やれやれ一息・・・入れようにもそんなのんびりやっていられるような雰囲気ではありませんでした。とにかく、、、

 風が強い。
 めっちゃくちゃ強いデス。
 すっ飛ばされそうデス。
 バイクすっ転ばないかどうか心配なほどデス。

 海は荒れ狂い、もうね、あ ら し デスヨ。
 のんびり海を眺める間もなく、とっとと一番近くの飯処へ入っちゃいました。このとき時刻は確か13時前後ではなかったかと思います。とりあえずは予定通りの行程かなと思います。
 みなさんとテーブルを囲みながら昼ごはんを食べました。まぁ私はこういうところでの定番、海鮮丼。可もなく不可もなく(笑)。


私が小さい頃、よく親に「東大いけ!東大目指せ!」と冗談で言われたときに、私は「”灯台”で働くことってそんなに難しくて凄いことなんだ・・・」とマジで思ったものでした。・・・って全然関係ない話です(笑)。さてそんな「犬吠埼灯台」。このものすげ〜風雨の中をやっぱここに来たからにはー!と意地でも灯台に登っている人がたくさんいました。恐れ入りやす。
まぁなにはともあれ、第一の目的地、「犬吠埼の海」ヲ 手ニイレタ。経験値ガ 1 アガッタ。体力ガ 10 戻ッタ。


 今日初めてお会いしたみなさんとテーブルを囲みながら昼ごはん食べつつお話させていただいたわけですが、前述の酒々井SAでどこぞのオヤジさんにとっ掴まった誰かさんの云々ではありませんが、とにかく「バイク」というキーワードによってココに集っているわけですから全てに於いて話が早いデス。「前略・・・」から会話スタートって感じですよね(笑)。

 みーたさんは実は2ストオタクだったとか、manaさんは実はNSR50でミニバイクレースやりたいと思ってるとか、kiuさんは実はハーレーの試乗車で立ちゴケしちゃったとか、ウルチロさんは実はその昔シュワンツのものすげ〜ハードブレーキングを見て「Fブレーキはこうやって掛けるんだ!」と走行中に思いっきりフロントハードブレーキングをやったら思いっきりズッコケタ・・・とか。

 いろいろなみなさんの逸話・武勇伝を聞きながら「おぉ、これぞオフミだ。」とても有意義な時間を過ごさせていただいていました。んが・・・

 「うっわぁ〜〜〜、すっげ〜風に雨。なんかだんだん酷くなってません??」

 気が付いていたけど気が付かないフリをしていました。見ない、見えないわ〜。そう、気のせい気のせい(笑)
 なんてわけもなく、飯処の大きな窓ガラスに叩きつけられる雨粒の音が聞こえてきます。その向こうに鎮座しているバイクたちが今にも倒れてしまうんじゃないかと冷や冷やものです。
 あ、ちなみにその日その時その場所にいたバイクは私らだけであったということは言うまでもありませんね。そこまでで追い抜いたり追い抜かれたり擦れ違ったりしたバイクもありませんでした。あ、そういえばただ1台だけ地元と思しきNS50Fかなにかと擦れ違いましたっけ。ちなみにこの原チャリ兄ちゃんとは九十九里の方でも擦れ違ったのを思い出しました。

 そういえばもう1人の参加者である、みーたさん達のお知り合いの方とココで合流ということになっていたわけで、こ〜んなものすげ〜風雨の中をココまで現在走っているという・・・。うっわ〜、そりゃエーライこっちゃですよ。もし私だったら・・・仲間に「す、すまん!先へ進むのは断念する」とメール打って引き返しちゃうかもしれないなぁ・・・なんて(爆)
 少し時間が押してきてしまったので一緒に待っている私らに気を使って「先に行ってください」と言われたmanaさんでしたが、やはりせっかく私らと交わろうとこんな風雨の中をわざわざココを目指してくださっているんですからこれは当然待ちますヨ。はい。

 それにしても相変わらずの雨に風。海は荒れ狂い、そりゃもう絶好のツーリング日和とは絶対に言われないようなコンディション。そんな状況を飯処の中からぼんやり見ているとホント「これからオレ達どーなっちゃうんだろう??」という一抹の不安が湧いてきます。

 時間がそろそろ14時も過ぎたあたりだったと思います。相変わらずの外でしたがそんな中、一台のオフ車がとことこ私らの止めているバイクの元へやってきました。ついに最後の参加者の方の合流デス。本当にオツカレサマでした。もっちー@トラ・デイトナ(今日はランツァ)さんが本日6人目のツー・メンバー。これでようやく全員揃い踏みとなりました。温か〜いコーヒーでしばし身体を温めるもっちーさんでした。

 「おやおや??なんかさ、空が明るくなってきてません??」「ですよね?そんな気しますよね。」「あ、雨もかなり小降り・・・止んだかな?」「行くなら今ですね!」

 一時は「オレ達一体どうなっちゃうんだろう??」となんとも心細い不安一杯な気持ちがこの展開に急激に活力が戻ってきたのでした。というか、今出なかったらもう萎えてしまいそう・・・なんて(笑)

 さて、この後の予定ルートは・・・あれこれ悩みました。残念ながら結局こんな不順な天候になってしまったのでこのまま来た道を引き返しての帰りルートを取ろうか・・・。もしかしてまたさっきまでの暴風雨に再び舞い戻ってしまうかもしれないし・・・安全策を。とは思ったものの、やはりそんな中をせっかくここまでみんなでやってきたのだからこれから先の空模様をそれこそ神頼みとして、とにかく今回の目的・予定ルートを全うしよう。任務遂行しちまおう!

 そんなわけで以降のルートを予定通り、九十九里の海岸線をズドーン☆と行ってみよー!!そうと決まればとっとと行こう。みんなカッパを着込み、てきぱきと身支度を整えていったのでした。目指すは、2つ目のアイテム「九十九里の海」。ポケモン、ゲットだぜ〜!


みなさん、カッパを着込んでいよいよ再出発の準備です。向こうの浜辺では絶え間なく押し寄せる高波に波しぶきで真っ白け。そういやこんな荒れ模様の真っ只中、そこいらへんでウィンドサーフィンやっている輩がおりました。
kiuさん、愛車ハーレーの前にうずくまり、V・ロッシ張りにお祈り??ナンチャッテ
はいはい、写真撮りますよ〜
はい、チーズ♪まだまだ元気なみなさんデス。
そりゃそうデス。延々2時間はマターリしたんですから。元気ハツラツぅ〜??オフコース!!


 いくぶん小雨になったその間隙を縫って犬吠の地を後に出発した一行は、行きはわざわざ迂回してのスルーをした銚子道路を今度は通っていきました。前述した通り、料金所の存在は跡形もなくなっており、めでたくも一般道路化したわけですが、そうと知っていたら最初から行きも通ってきたわぃ!と少々ご機嫌斜めっぽい?いやいや別にどーということはない。
 銚子道路からR126へ合流し再び来た道を戻っていきます。途中で案内標識の「九十九里方面」へと従い左の方へ分岐して行きました。そう、あとはひたすらに九十九里を目指しました。
 知った道のような素振りをしながらも実は途中でそのラビリンスに惑わされそうになり、あれれ??海はどっち側なんだ?今は。もしかして逆走してる??などと結構心臓バクバクだったりしたことは内緒の話です。結果オーライなんだからいーのだっ♪(爆)

 無事に九十九里浜に出そうです。片貝海岸より九十九里道路へ入り、あとはひたすらに直線バビューン☆
 左手には荒れ狂う九十九里の海。空は雨こそ落ちては来なくなりましたがそれでも相変わらず真っ白くそして低い雲。くら〜い空にくろ〜い海。波しぶきがドバーンと。その様相は、まるで真冬の日本海の海ってイメージでした。思わず身投げしたく・・・・・なりませんってば!(爆)

 途中のパーキングへ入り休憩タイムです。
 これでとりあえずは2つ目のアイテム「九十九里の海」ヲ 手ニイレタ。経験値ガ 3 アガッタ。体力ガ 25 戻ッタ。
 とにかく当初の目的・予定ルートを全うしたので、ここでいわゆる「中締め」ってやつですね。はい。バンザーイっ!


九十九里道路の料金所で一列縦隊デス。
入ったパーキングの防波堤の上からその向こう側の図。荒れ狂っておりまつ。波しぶき、ドバーンときます。
元気に走ってきた6台の後姿。
人間もがんばったけどバイクもがんばったもんな〜。特にお年寄りバイクの方たち・・・って私ジャン?!あの雨で電気系リークしなくてよかったデス。ワタシノバイク リークシテ スグニ イッキトウ シニマース(ジバク)
kiuさん’sハーレー。すみません。さっきからハーレー、ハーレーって、バイクの正式名称知らんもんで・・・(爆)
ウルチロさん'sビーエム。すみません。お古いビーエムとしか知らないもんで(爆)。そういや私の弟がこの型の乗ってたっけ・・・(遠い目)
manaさん’sトラ・スピードトリプル。その色合いはホント今日のこんな天候にぴったりジャン?(笑)。お顔がカエルくんみたいなトライアンフ、コダワリの3気筒。
もっちーさん’sランツァ。あのものすげ〜雨の中を無事に犬吠埼まで辿り着いて頂きまして恐縮至極でございました。普段はトライアンフのデイトナにお乗りのようですがいわゆる雨仕様ということで。タイヤはなにげにオンロード用を履いてます。
みーたさん’sインパルス。とはいってもmanaさんのバイクらしい…(笑)。パッと見でインパルスとはなかなかわからんですよね。
このカスタムペイントの妙。バイクへのペイントってどちらかというとスピード感を強調したり痛そうに尖がっていたりするのが常でしょうが、このなんともアメーバチックな構図とポップな色合いがとても見る者にインパクトを与えてくれますね。
これから夜走行の準備デス?ヘッドライトが暗いらしいのでおもむろにバルブをハイワッテージのものに交換ちうのみーたさん。
新しいっぽいバイクと古いっぽいバイク。こうして並べてもこの2台ならばその時間差はあんまり感じないと思いません??思いません。あ、そっ(爆)
雨でも走るの大好き!って感じで今回の企画に喰い付いてくれたそうです。スピードトリプルでぶいぶいいわせてくださいましたmanaさん。
九十九里の海をバックに・・・って海見えませんが、集合写真デス。
時刻はそろそろ17時前。空は次第に暗くなってきました。もう日が暮れるのが早くなってきましたね〜。Winterの始まりデスね。


 さぁ、目的の2つのアイテムはゲットしたので、あとはソッコー帰るのみです。いろいろルートを検討したところ、九十九里道路を通り抜けたらそのまま茂原市街を目指し、茂原から茂原街道経由で京葉道・蘇我ICから上に乗りましょう、ということになりました。
 市街地走行でのハードな渋滞を懸念しましたが、さほどのものではありませんでしたし、私としては珍しく派手なミスコースもなく、無 事に高速の入り口に到着したのでした。


 ・・・おいおい、こらこら、なにが 『 無 事 』 だとぉ〜???

 どの口がそんなこと言うのかな〜???


 え?やっぱ・・・言わんといかんデスカ???( ̄□ ̄;)


 え〜あ〜う〜・・・・・・


 そんなわけで、自戒とみなさまへの警鐘の意味も含めて敢えて私の恥を晒させていただきまっしょう。

 とまぁなんと言いましょうか、大それたことでももったいつけるまでもなく、コケたんですよ!コケっとな。

 はい、おしまい。

 おいおいっ!ヾ(--;)

 市街地での微妙な車のスロー走行に業を煮やした私は、目の前信号待ち1台のみだったのでその車の前へ出てしまおうと路肩へ足を踏み入れたんですね。車の脇を抜け、さぁ車の前へ出ようとしたその時!?見えたような見えなかったような、そこには泥んこ溜まりがありまして、まんまと前輪すくわれて、右へスッテンコロリンっっっ・・・
 幸いにも車と絡んではいなかったようで自分も周りもホッと胸を撫で下ろしたのでした。
 と同時に、あんな車列の面前でゴロリンとしてしまっていやもう穴があったら入りたい、否、穴を掘ってでも入りたかったデス。恥ずかしい〜〜〜。火事場のバカ力よろしく、ふんっ!と一発でバイクを引き起こし、路肩に速やかに移動させたのでした。パッと見は右前のウィンカーレンズのみが木っ端微塵になったくらいでバルブは助かりました。セルボタンを押すと、キュルキュルキュルっ・・・ボッボッボッ・・・ブォ〜ン。無事にエンジンも目覚めてくれまして速やかに走り始めました。
 狭い道のこれまた狭い路肩に緊急退避させてしまいました後続の5台のみなさまにはその節は大変ご迷惑をお掛けしました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。<(_ _)>

 さてさて、そんなお恥ずかしい思いをしつつ、もう2度と雨降り後の路肩は走らんぞ!!と肝に銘じその後はひたすらに自動車の列にへばりついていきました。す、す、すると・・・

 ボボボボボボッ・・・・・ボボボッ・・・・ブォ〜ンっっ・・・

 あれれ??どうにもこうにもエンジンが吹けなくなって来ました。アイドリングせず。信号待ちでも煽ってないと止まってしまいます。妙にガソリン臭くて・・・。
 あれ?もしかしたら・・・このツーに向けて事前整備したときガソリンタンクを外したんですが、そのときにヒューエルホース類が経年劣化でガチガチに硬化してしまっていたんですね。そろそろ交換しないとな〜と思いつつもそのときは放置プレイ続行させました(爆)。着脱のときにかなりホースを引っ張ったり捻ったりしたものだから・・・もしかしたらさっきの転倒の衝撃でヒューエルホースが外れたかクラック入ったのかな??だとしたらガソリンが漏れてるのか??!!
 明らかに症状は4気筒のうちの1つが死んだフリしているようなものでした。まっさきにプラグがかぶったのか?!と思いましたが、引き起こしてすぐにエンジン掛かってしばらくは普通に走っていたし、ましてや1週間前に新品に交換したばかりだったのでその要因はすぐに削除しました。残る原因としては・・・やはりガソリン漏れ??信号待ちの度にキャブ周辺を覗き込んでみたのですがことさらにガソリンがバシャバシャ漏れている様子はありませんでした。燃料コックへのキャブからの負圧取りのホースかな??以前これが抜けていて2次エアを吸ってしまいこれと同じような症状が出たことがありました。これもチェックしたら抜けてません。プラグキャップ?プラグコード??手でぐいぐいやって緩みを確認しましたが特に問題は見当たりません。

 頭の中でその不具合の原因をあれこれ探りながらも後続のみなさんを無事に帰りの高速の入り口までお連れしなくては・・・との思いで、むずがるバイクをなだめすかしながら走行を続けました。うわぁ〜こんなときに道はずんずん山深くなっていくみたい??最後の一峠越えでした。「嫌だなぁ、こんなところでエンジン止まっちゃったら・・・軽くヤバイ〜?」

 どうにかこうにかR16に出て、そこから案内標識に従って高速入り口へ辿り着きました。ここでそのあたりが地元って感じのウルチロさんとお別れデス。最後の最後でドタバタを私自らが引き起こしてしまいまして、そのドタバタのままにお別れのご挨拶を手短にさせて頂きました。
 蘇我IC入り口でこの日のイベントの終了宣言を致しました。

 「お気を付けて〜!」「また会いましょう!!」「ありがとうございましたーっ♪」

 口々に挨拶を交わしつつ、私はといいますと、とにかくそろりそろりとでも止まるまで、行けるだけという思いで高速のゲートをくぐっていきました。ある程度エンジン回してやればなんとか走ってくれるようです。とはいうものの、こんな感じに無理矢理3気筒走行を続けていくのは明らかにエンジンのためには良くないということは言うまでもありません。しかし背に腹は替えられませんからね。制限速度遵守走行でした。・・・アタリマエダロッ!(自爆)

 どうにかこうにか首都高まで辿り着きました。不思議と目立った渋滞がなかったのが不幸中の幸いでした。とにかくスロー走行してしまうと止まってしまうので。

 現在の自分がこんな状況に陥っているから感じられたのかどうかはわかりませんが、その日その時に渡ったレインボーブリッジからの眺めが、もしかしたら今までで一番綺麗に思われました。恐らく昼間もその一帯は雨降りだったのでしょう、都会の汚れ澱んだ空気を雨が洗い流してくれた後のなにもかにもが洗いざらしのピッカピカ☆宝石を散りばめたようなという形容はこういうことを言うんだろうってマジに思いました。今までで何度も通ったレインボーブリッジでしたが、この日のが一番でした。
 まぁ、苦あれば楽あり??今日をがんばった者へのほんの些細なご褒美ってことで。

 「ふぅ〜なんとか辿り着いた・・・」

 自宅も近くなり低速走行が続いて何度もエンジン止まりそうになりながらもその度に無理矢理叩き起こしながらどうにかこうにか無事に到着しました。あ、厳密に言ったら「無事」ではなかったからこんなにも苦労したんですけどね(笑)。
 一時はどうなることかと思いましたが、とにかく自宅に20時前には到着しました。
 本日の私んちからの総走行距離は、約320km程度でした。
 家に入ったらソッコーで風呂に入り、そしてビールをプシュッ!!あ、ビールじゃない、「雑酒」ですけどね〜、まいいの、サイコーっ♪




 あ、ちなみに・・・・・今日のコケのことはうちのオカミサンには内緒だったことは言うまでもありません。




 もし耳に入ったならば・・・・・さぁどうなることやら???第3弾が永遠に封印になるかも?( ̄□ ̄;)!!




 ちなみに後日、エンジンの不調を調べていましたら・・・やはり・・・。

 一番最初に「これはナシ!」ととっとと削除してしまった要因が原因でした。おバカなあたし・・・。

 2番プラグがかぶってました〜┐('〜`;)┌

 右前ウィンカーはスペアがあるので即交換。ところがFカウルに結構なひび割れが・・・アボーン☆


そんなわけで、今回のSpecial Thanksな参加の皆々様のご紹介。
namebikecoment
kiuさんハーレー今回kiuさんの一番乗り書き込みのお陰で重い腰を上げ実行に踏み切ることができました。ありがとうデス。雨中走行ではさぞかし半キャップ、顔面痛かったでしょう〜(笑)
ウルチロさんハーレー(今回はBMW)最後に目の前での「お土産」にはご迷惑お掛けしました。年季入ったビーエムだな〜と思いつつも、実際はうちのGSXRと4才しか違わないということでこれからも年寄り兄弟同士?仲良くさせてくださいね。おっと、次回は是非もう一方での登場も楽しみにしております。
みーたさんインパルス本当にオツカレサマでした。やっぱ2ストはいいですよね〜♪2スト談義で盛り上がっちゃいました。近いうちにやっぱガンマ公道復活させたくなりました(笑)
manaさんトラ・スピードトリプル 次回はカッパの要らないツーリングに期待しましょう。性懲りもなくまたやりますので次回のお越しも是非是非!
もっちーさんトラ・デイトナ(今回はランツァ)いやぁ〜一番雨の酷い中、諦めずに最後まで辿り着いていただきまして本当にオツカレサマでした。次回も是非是非!
タマさんVFR800わ〜ざわざのお見送り、本当にありがとうございました。次回には終始マンツーマンでの お見送りをお待ちしております(笑)
キクさんトラ・デイトナ600
cow-boy相変わらずのGSXR750最後の最後でのお土産進呈にはホント穴があったら入りたかったデス。その節は驚かせてしまいまして本当に申し訳ありませんでした。次回はスカッと身も心も晴れやかに完全無事完走を目指します(笑)

 そんなわけで、今回思い立ったように企画したオフミではございましたが、その切羽詰った予定にもかかわらず参加くださった方々には本当に感謝感激でございました。重ね重ね本当にありがとうございました。

 一時はミニバイクレースにハマりまくり(?)バイクは公道を走ってナンボもんだということをすっかり忘れていた時期もありました。多くの人とのコミュニケーションを容易に取ることができるとても素晴らしいアイテムだということをすっかり放ったらかしにしていた時期がありました。
 そりゃ確かにバイク=戦闘機として他の機と闘い競い合うってのもアリでしょう。それも事実とても楽しいしとても興奮します。競り勝ったときなどはまるでワールドチャンプでも取った気分〜♪(笑)

 でもさ、人間、他人と闘うよりは他人と穏やかに和んでいた方がより楽しいんじゃないかな〜。せっかくの「バイク」=「他人と気軽に交われるキーワード」なんだしね。丸一日、その日初めてお会いした方々とでもゆるや〜かな時間を送ることだってできちゃう。

 とまぁ今回のオフミでそんなことを思い、思い出し、思い返した私でした。
 一度やると癖になりそう??病み付きっぽいです。
 「次回もまた!」から「次回こそは是非!」って御方まで、はい、是非是非、第3弾を乞うご期待!!って方向で。
 そしてもしこのオフツー・レポに通りすがり又は迷い込んでしまった人で、なんとなく興味を持たれた方は、是非コチラのメルマガサイトからプチッ!と登録ボタンを押して頂けたら幸いです(笑)。ま、いわゆる百聞は一見に如かずっつーことで。ね!☆

http://www.mag2.com/m/0000044754.html

 これからも『バイク・bike・ばいく』を私共々どうぞ末永くよろしくお願い致します。

 それではまた、近いうちに!☆彡

05,10,27
written by cow-boy




お・し・まいっ