= 第1章(・・・やっと始まっど〜) =
誰もが恐らくはそうであったように私も同じでした。 会社にいても仕事なんか・・・(以下省略)。先発隊のお仲間方からの入電により魂ここにあらず。今頃東名を西へ駆け抜けている頃ですよ、我が魂は。まぁこれも毎年のことに変わりなくですけどね。こういうときに限って仕事もあれこれあったりして、際どくかわしたり遣り過ごしたりしてとりあえず無難に片付けまして、もうね、あとは知らんっ!(爆)
さて、早めに帰宅するつもりが結局普段通りになってしまい、ちょっと慌て目に荷造り詰め込み忙しなく動き回ってました。 間際になると私らをハラハラさせる台風もやはり7号がやってきましたが、幸いにもこれの前週に到来しそしてとっとと過ぎ去ってくれまして、これで間違いなく真夏の太陽を拝めるぞ!と思ったのも束の間、、、どうも予報によると降水確率が悪いようで特に決勝日なんぞは50%という・・・のっけからいきなりテンション下げてくれるなぁ。まぁ、台風じゃないだけマシというものです。 東京の自宅を後にしたのが7月29日金曜の予定通り夜11時。そう、予定通り出発したまではよかったものの、「アレの電源切った??」私の問い掛けに、「・・・ん〜?わかんない・・・」とはうちのオカミサン。ふぅ〜、出発間もなくでよかったぜ。敢え無くリターン・トゥ・ホーム。なんとも先が思いやられるというか・・・(冷汗) さて改めて、、、東京の自宅を後にしたのが7月29日金曜の(今度こそ?)予定通り夜11時半。 ・・・もうなにもないだろうな??? 高速代浮かすために(笑)下道でしばらく行き、東名道・厚木ICから上に乗りました。乗ってしまえばあとはひたすら進むのみ。なにもないことを祈りながら・・・。
ちょっと前までの深夜の東名道っていわゆる「暴走トラック軍団の恐怖」と闘っていたように思うのですが、なんかちょこっと様相が変わっていたような気がします。というか「暴走トラック」がいない?!それどころかみんな90km/hとか100km/hあたりで巡航しています。法規制のためでしょうか。ふ〜ん、それならさぞかし安全に快適に走れたんだからよかったジャン??いやいや、逆にドン詰まっちゃってなかなか前へ進めない。走行車線を走っているトラックが前方に少しでも自分よりペースの遅いのがいるとすぐに追い越し車線にいきなり入ってきて走行車線上をマイナスα(プラスαの逆)で走っているトラックをじわりじわりと抜いていき、しば〜らくしてからやっと走行車線に戻って後続に道を譲るという感じでした。だからすぐに数珠繋ぎ。まぁそれらトラックが法廷速度を遵守しているわけですから厳密に言うと彼らが正しいんですけどね。でもね、その車線変更のやり方がえげつないというか際どくて、逆に危ないです。 ま、そんなことはいっか。 途中、浜名湖SAで一度休憩し、豊田あたりで去年はなかったはずの伊勢湾岸道へ入りショートカット。これがまたなかなか快適な道でした。まだあまり知られていないのか?とにかく道が空いていましたしましてや片道三車線。とても快適すぎて眠かった〜(笑)。 で、東名阪道に合流して二度目の休憩を御在所SAで取りました。ここまで来ればもうあとちょっと。空も白々と明けてきました。んが、やはり予報は的中するのか?!とても雲が低く、そして足早に流れていきます。差し込んでくるはずの陽射しの代わりに雨粒が落ちてきそうな予感。 東名阪道の鈴鹿ICから下りて、ここからの経路はかなり久しぶりだったのでかなり道が変わっているのに迷いながらいつもとは全く違う方角からサーキットの見知った景色にいきなり合流しました。そして無事にサーキットの駐車場へと入庫。時間は午前5時半頃。ひとまずはお疲れさん、自分ということで。
ここで天空からは堪えきれずに雨粒がポツリポツリ。時折大粒になったりしながらいや〜な雰囲気を醸し出していました。予報ではこの日はもつはずなのに・・・。乗り込む前から降られると一気にテンション下がっちゃうんだよな。せめてもう少し我慢しておくれよ、と空を仰ぎ見たのでした。
そろそろゲートオープン。
ここでその威力を発揮したのが我がヨシムラ号(ヨシムラのステッカーが貼ってある折り畳み自転車だっちゅーの。笑)。クーラーボックスとかの大荷物はキャリアカーに乗せてオカミサンにカラカラ引っ張っていってもらい本隊としてゲートを目指してもらう。そして私がまず長男クンを自転車の後に乗せてゲートまで。そこで彼を下ろしてからそのままオカミサンらが蠢いているところへ舞い戻り、次は次男クンを後に乗せて長男クンが待つゲート前に。そして再びオカミサンのところへ戻り、その手にしているキャリアカーごと受け取り車上から片手で引っ張っていきゲート前の長男クンのところへ。そしてまたまた引き返しオカミサンのところへ。さて次は大物だ。オカミサン本体丸ごと(笑)を後に乗っけてエッチラホッチラホ〜。これで我が家の民族大移動ゲート前の巻、完。 さていよいよサーキットランドのゲートをくぐり我が家の『ファミ耐』本格開始だ!!というところで私の仕事関係のメールが入り、うげっっっ?!トラブル発生。あれこれ遠隔操作でなんとか回避対応したものの予断許さず一抹の不安。せっかくこれからコースまでの道のりで盛り上がっていく予定だったテンションが一気に盛り下がりまくりましてかなり鬱。もう知らん、どーにもならん、だってオレってば鈴鹿にいるんだも〜ん、とほとんど開き直りだな。 サーキットのメインゲートをくぐるといよいよそこには8耐の匂いがぷんぷんと。正面右奥にはモノトーンでクールなお馴染みセブンスターのパネルがドドーンと私らをお出迎え。その前のタバコの自販機には8耐限定デザインのセブンスター求めて長蛇の列。私はタバコ吸わない(厳密には止めた)けど買っちゃおうかな〜とか思ったのですが、パッケージ見たらなんか延々とゴタクが並べられていてクールなパネルとは正反対にダサく思えたので止めときました。 そのパネルの前を通って向かって右の方へ、最終コーナー席(B2)を目指しました。その頃コース上では既に4耐の熱き闘いが繰り広げられている真っ只中。そんな死に物狂いに走っている諸氏には誠に申し訳なくも、しかし長らくお預け食らわしているじゃじゃ馬たちをもうこれ以上食い止めておくには無理があったもので・・・・・。
午後からのSS(スペシャルステージ)が始まるまでには戻ってくるつもりで、荷物をとりあえずそこいらの席に置いておき、せがむじゃじゃ馬たちを引き連れて早速『ファミ耐』の真髄??プールへと赴いたのでした。
まぁ、プールです。 すまん。マジすまんス。汗水垂らしながら魂焦がしながら闘っていた4耐参戦諸氏。と謝っておいて、、、そろそろSSが始まる頃を見越して親カッパに子カッパようやく陸に上がる。も、とりあえず父親カッパが先にスタンド席にとっとと戻りました。そりゃやっぱ本心はプールなんぞより常に心は灼熱のアスファルトコース上にあるわけでして、気になって気になって仕方ないですもんね。その頃母親カッパと子カッパ達は失礼にもトップチームのアタックが始まる頃に時間を合わせてそれまで遊園地へGo。子カッパがいればそれも仕方ありませんよね。はい。
さていよいよスペシャルステージ。
・・・で、ございますが、ま、これも私が敢えてレポートするまでもなく既にご周知の通り、#778・TSR伊藤真一選手の見事なまでのスーパーラップにより3年連続ポール獲得でした。毎度のことながら、この興奮、この感動。ぞわぁぁぁ〜っと総毛立ち。いーね〜、いい♪ こうして空模様も朝方の心配をよそに気持ちいいくらいに晴れ・・・すぎてくれまして日焼けヒリヒリというオマケ付きでSSも無事終了。雨なんか降ってきちゃったらSSのスーパーラップ合戦に文字通り水を差すことになりかねなかっただけにホッと安心、そして大変ご満悦。
この後は前夜祭を少しだけ観てました。仮面ライダーショーがあるだろうからそれを子らに見せるため。やっぱ年々前夜祭がショボくなっていっていると思うのは私だけだろうか???(笑)。トライアルのデモがあり、エクストリームがあり、バイクパレードがあり、仮面ライダーショーがあり、、、あとなんだったっけ??そのままゲートオープンしてのナイトPウォークになってましたね。去年まではあれこれライブやらなにやらもう少しあったような気がしましたが・・・(汗)ライダーショーが終ってから私らは会場を後にしましたのであとのことはわかりませんが。
さて、夕飯をどうしようかと協議しましたところ、私としては8耐へ行ったときの毎年のお決まりごと『手羽先』を是非ともうちの連中にも食してもらいたいと思っていてそれを訴えかけた結果とりあえず四日市の宿に戻ろうということになりました。ただこの手羽先の居酒屋「手羽先太郎」が午後11時半頃には閉まってしまうのでそれまでに間に合うかどうかの瀬戸際的時間でした。そしてあわよくば、その日これから行こうとしている「手羽先太郎」で行われているであろう毎年恒例毎度おなじみの鈴鹿8耐ファンサイト『行こうよ!8耐!(通称:イコハチ)』の「手羽先オフ会」に間に合ったなら顔だけでも出せたらいいなと思い、とにかく先を、四日市を目指して急ぎました。 さて、この地まで自家用車で来た我が家の面々ですが、これから四日市の宿までの往復は電車・バスで行います。つまり乗ってきた車はここのサーキットの駐車場へ入れたままにしておきます。ご周知の通りここらの駐車場は「1回いくら」というものなので出さない限り期間中はずっと最初に支払っただけでOKなのですね。まぁ「1回1,000円」という料金が惜しいというよりも、むしろ翌朝の駐車場の混みようが心配だったためです。人気低迷下降中の8耐とはいえやはり腐っても8耐です(爆)。やはり決勝当日は混みます。うっかり寝坊でもしようものなら駐車場探しで一苦労してしまいますからね。 そんなわけでとりあえず一晩過ごすための着替えやらグッズを手に持ち、さてここでまたいつもとは違った行動に?(笑)。普段なら(近鉄)四日市駅へ行く為にはバスまたはタクシーで最寄り駅の白子まで行ってそこから近鉄線で行くのがオーソドックスですね。ところが、今回から始まった・・・のか今回だけなのかはわかりませんが・・・無料市内巡回シャトルバスが運行されてまして「無料?!これを利用しない手はないゾ!」とばかりにルート確認したところ、近鉄鈴鹿線の平田町駅も回るぞ!と。平田駅から伊勢若松駅乗換えで近鉄四日市へのルートによりバス代1本X3人分(次男は未就学児のため不要)を浮かせられたとご満悦の私(笑)。ちなみにこのシャトルバスは金曜と土曜の夕方〜23時頃までのみですので念のため。 午後10時少し過ぎに近鉄四日市駅に到着した我が家の面々はとりあえず宿でチェックインだけ済ませ、すぐさま「手羽先喰いに」いつもの居酒屋へ行ったのでした。時間は既に午後10時半頃??ラストオーダーの早いこの店ですからとにかく急げ〜。オーダーをひとしきり出した後、「ん?なにか忘れているような??」「手羽先たのんだ?」「うげっ・・・」主役忘れてどーすんだっ!トーサマ。
もうかれこれ何年になるだろう・・・??5年ですかね。鈴鹿8耐ファンの集いと称して毎年繰り広げられている期間限定のファンサイト「行こうよ!8耐!」で”イコハチ”。今年も管理人1号のred−wingさんの元に多数の"同志"の方々が集っていらっしゃいました。私も毎年そんな中に混ぜてもらいまして実に有意義にそしていろいろな角度から鈴鹿8耐を満喫させてもらっています。
そんな彼らが時を同じくしてこの店のどこかにまだいるはずなのでオーダー済んだ後に探索に行きました。 「で、どーよ!どーよ!ほれほれ。」 「うん、うめ〜っス。」 「うめ〜うめ〜、めぇ〜〜〜」 「だろ?だろ?そーだろ?」
そうなんですよ。ここの手羽先、私が初めてここのコレを口にしたとき、東京もんの私には一種のカルチャーショックに似たものを感じました。手羽先をこの味付け?!ってのは生まれてはじめてかも〜と。それ以来すっかり病み付きです。 結局ラストオーダー前に手羽先二人前を折り詰めにしてもらい翌日の決勝レース中、ビール片手に食す幸せを夢見たのでした。 こうして我が家の「手羽先オフ」はみんなガツガツガツガツ食い過ぎで実に支払い家族4人なのに8千円強かよっ!?という驚愕の事実を突きつけられて唖然呆然するトーサマではありましたが、ま、美味しかったということでヨシとしておきま・・・し…ょう・・・(涙) で、閉店後ぞろぞろ一緒に出てきた手羽先オフ本隊のみなさまにここで初めて家族共々合流。全員写真のみ写っとけ〜みたいな(笑)。 「んじゃ、あしたがんばりましょう!」 「おやすみなさーい!」
と口々にそしてそれぞれの宿へと散っていったのでした。そうそう、そんな別れ際に聞いたお言葉。
さてさてそんな我々も今日は疲れすぎました。とっととお宿に帰還。 こうして初日はとりあえず全てが無事に終わりまして、この調子で翌決勝当日も過ごしていければいいんだけどなぁ〜といわゆる希望的観測ですな。しかーし!いやいやこのまま無事で済むはずがないぞ・・・なんつーかすっかり疑心暗鬼に陥っている私。頼むぜベイベ〜たち。 そんなわけでまずは「ファミ耐パート1、初日の巻」無事完了です。
次ぎいってみよ〜!次!
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