『筑波からの手紙』

 前 略。。。

 6月23日(日)、梅雨の真っ只中らしい、いつ雨粒が落ちてきてもおかしくないような雲が低く垂れ込めている...ここは茨城県・筑波サーキット。気温もかなり低いようで、半袖シャツでは風邪引いてしまいそうですわ。Tシャツ+Gジャンですらブルブル…。

 ところで私が何で好き好んでこんなところにいるのかというと、この日この時この場所で『筑波ツーリスト・トロフィー』といういわゆるアマチュア・レースが行われるわけでして、尚且つそのレースにツーリング仲間御二人様がお出ましになられるというのだから、こりゃ応援しないわけにはいくまいて...というわけなんでごわす。
 応援・・・?うん、応援。どちらかというと・・・冷やかし、茶々入れの比率の方が重いかも?!ま、何はともあれ、出場しないわてらはお気軽モードのピクニック・お祭感覚ということで許してちょんまげっ。人呼んで、わてら茶々入れ応援団なり〜〜♪

 にしてはご苦労な事に、AM6:30には一人目を拾い、7:00には二人目を拾い、そして筑波へGo!AM8:00過ぎには現地到着〜♪他の団員とは現地合流っす。
 おっと、既に出場の仲間の一人、まーべりっくクンが予選出走態勢でピットロードに緊張の面持ちで待機しているではあ〜りませんか。コンセントレーションを高め予選展開に集中しているであろうまーべりっくクン。しかしそんなことに構っている我らではありますまい。早速横からすかさず茶々入れ!「お〜〜いっ!」声を掛け心を乱す我ら茶々入れ応援団なり〜♪



心臓... バクバクバク…
ちなみに、まーべりっくクンの出場クラスは「NT(ノーマル・ツイン)クラス」です。ここでのトップクラスになると、タイムは1分4秒台とか・・・


パィ〜〜ンとホームストレッチを駆け抜ける勇姿。


ホッ...予選終了無事帰還。タイムは・・・???(笑)えっとえっと...1分10秒台。目標は、打倒ブルーフラッグ!!


とりあえず予選を無難に消化し、次は決勝へ向けていってみよー!


フフフンフン〜♪おいら陽気なヘルパーくん♪
鼻歌混じりでヘルパー稼業に没頭する我らが隊長、殿さまとは彼のこと〜〜〜


さ、次なるチャレンジャーは、既にこのレースは常連さんとなっている、エースのぴらっちクン♪
彼の出場クラスは「NB(ノーマル・ビッグバイク)クラス」なのでした。はっきり言って一番凄いクラスっす。トップタイムで、1分2秒台。


冒頭でも言った通り、この日の路面温度の低さからいったら、タイヤウォーマーがないと結構辛いものがあるでしょう。アマチュア・レースとはいえ、結構使っている人がたくさんいました。気分はそれだけでワークスライダー?!


茶々入れ応援団はお気楽モード全開で出場者とは裏腹に、のほほ〜〜んのんびりと雰囲気を楽しんでおりましたとさ。でもね、あんたもいつかは出なさいよっ!ね、TAKAちん


当日場内の様子でございますぅ〜。雰囲気はまるで”朝市”(笑)。一応キャンギャルらしき娘もいて、行き交う人々にチラシを配っていましたが、寒空の元では何となく気の毒なような気がしましたとさ。


というわけで、予選出走中のぴらっちクン。1ヘア立ちあがりの模様。3倍ズームしかないカメラ故にボケボケ申し訳ござりませぬ。


わてらのピットの全景っす。今回は2台体制でございましたとさ。
その左隣に見えるハスクバーナがロードバイクに混じってなかなか楽しいレースをしておりました。確か3位に入ってましたね。コーナーでは一人だけリーンアウト。足を出してコーナークリア…


フムフム…予選結果表を穴が開くほど凝視するぴらっちクン。作戦練り練り〜♪
タイムは、1分5秒台。10番グリッド也〜♪さ、これからどこまで巻き返しできるかぁ―っ!


そろそろまーべりっくクンの決勝のお時間が近付いてきましたよ。それでも余裕の表情というか緊張感が全く表に現れないのは、リラックスしながらあくまでレースを楽しむんだという気持ちの現れですね。この辺が草レースの良いところであり楽しいところ♪


茶々入れ応援団団員みこやんと作戦会議中?!のまーべりっくクン。おニューのレーシングスーツが映えてるぜ!


じっとその時を待つ面々。まさか決勝前のこの時の会話の内容が、△×◎♀ξ※だっただなんて・・・あ〜ぁ、本人の名誉の為に口が裂けても言えない。あ〜言えないぃ〜(笑)


いざ出陣!これからグリッドに付き、選手紹介、1周のウォーミングアップランに引き続いて日章旗を振り下ろしてのスタートとなります。でもなんてシグナル使わないんだろう…


ホームストレッチを駆け抜けるの図。珍しくピンが合ったな・・・(笑)


あっち向いて、ホイッ!
なんてやっている訳はありません。無事に決勝走り終えて興奮の面持ちで身振り手振りで熱く語るまーべクンであったとさ。結果は14位?いや、13位くらいにしておこう(爆)悲しいかな、ギリギリ ブルーフラッグの餌食に?!


べろべろり〜ん
溶けたタイヤを求め彷徨よい舐め歩く、妖怪みこやんとはオレ様の事よっ!
夏場はもっとでろでろでデリ―シャスなんだけどな...とは本人談


そろそろオレ様の出番ぞなもしかして〜。
ツナギを着込み、態勢整え、気合を入れるぴらっち様であった。
間違っても...「あっ!犬のウンチ踏んじゃったっ!」の図ではありません。

ちなみに遠くピット上から見下ろしてみた〜


監督ぅ〜・・・次の出番はいつっすか?...台本片手に台詞の練習・・・って、別に映画撮影ではありません。

隣では妖怪みこやんが虎視眈々と狙っている・・・
溶けたタイヤ、舐めさせろぉぉぉ〜〜〜〜ベロベロ〜


鬼ごっこする者この指止まれ〜〜!...なんて言っているわけではありません。これぞまさしく、アイ アム ナンバーワン!...そう、勝利宣言なのですっ!・・・・・・・だよね?ぴらっちクン


エントラントの余裕の表情とは裏腹に腕を組みつつ何やら険しい表情の面々。その目線の先には一体何があるのでしょうか?!そ、そ、それは・・・本人達の名誉の為にも私の口からはとても言えない・・・。
・・・すんません、なんもありまへんでぇ〜


この気合いに満ちた表情を見よっ!ぴらっちはきっとやってくれる!きっと我らの期待通りに表彰台の一番高いところへ登ってくれる!その期待に必ずや応えてくれるであろう!さすがぴらっち!男の中の男――っ!.....いつかはね(笑)


10番グリッドに並ぶぴらっちクン。これから12周の壮絶な闘いが始まるのであった。何はともあれコケず怪我なく終われば良いな。無責任な茶々入れ応援団の共通の願いっす。


序盤は5位あたりの好位置を走行していたぴらっちクン。果たして結末やいかに・・・


レース終了後、ピットへ戻ってきてみれば・・・サイレンサーに謎の痕跡が?!これはきっと、妖怪みこやんに舐められた跡であろう・・・。恐るべし妖怪みこやん。


乾杯っ
無事チェッカーを受けて帰還せり。とにもかくにもおめでとう!結果は9位♪とりあえずシングルですね。決勝中のぴらっちベストラップは、1分4秒7台が出たらしい。
さ、次は我らの本懐を遂げさせてね(^_-)-☆

あくまでも、わてら茶々入れ応援団〜♪(^。^)v



 というわけで、結構周りでは予選決勝を通じての転倒車続出で、救急車も3度も出てしまうという草レースとしては波瀾に満ちた展開でした。その中で果敢に攻めつつも安全マージンを残しつつ、あくまでも「楽しむ」ということに拘り、そしてその通りに出場者のお二人さんはとても楽しめたのではないでしょうか?何故ならば、茶々入れ応援団として参加の私でさえも当日はとても楽しかったからに他ありません。

 でもね〜、いつまでもこうして指を咥えているだけでは精神衛生上よくありませんよね。あんな楽しそうなことを行って見ているだけだなんて・・・
 きっといつかは私も―――!そう思わずにいられない今日この頃でございます。
 やっぱレースは参加することに意義がある―っ!.....いやいや、やっぱ勝たないと?!...まぁそれは人それぞれで、それぞれのスタンスで楽しめたらいいですよね。

 さ、次の「筑波TT」は、11月行われますよ〜
 レースに興味のある方は、どうです?覗いてみませんか?禁断の世界へようこそっ!

 ではまた、サーキットで会いましょう(〃⌒ー⌒〃)∫゛゛


・・・ほんまかいなっ(笑)

草 々

02,6,27
written by cow-boy