●7月9日(火)。。。
鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)のレーシングコースで8日午後3時35分ごろ、2輪車の走行練習をしていた大津市大萱の会社員、柳本祥児さん(36)が転倒、コース外のフェンスに激突した。柳本さんは病院に運ばれたが、全身打撲などで死亡。鈴鹿署によると、柳本さんは8月に行われる「鈴鹿8時間耐久ロードレース」に向けて練習中だった。
柳本さんは同レースに過去3回出場。今年もスーパープロダクション・クラスに「岩城&T2」チームから、ヤマハYZF−R1で和田浩明とペア組みエントリーしていた。
トーチュウ F1 EXPRESS より
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これは昨日付の「トーチュウ F1 EXPRESS」より抜粋させて頂きました。
私なんかあっけらかんと自分勝手に盛り上がり、自分勝手に騒ぎ立て、無責任にも白熱のバトルに期待して・・・。
しかし、そーなんですよね.....実際にコース上を走りまわるライダーにとって、そこはまさしく戦場に等しいのですね。
タイムを縮める為に命を削り・・・。”勝つ”という至上命令を一身に背負ったファクトリーライダーも、予選通過本戦出場を目的とするプライベーターも、それはきっと同じ事なのでしょう。
2000年、8耐史上初めて決勝中のクラッシュで死亡事故が発生しました。
私もその時は3年ぶりに鈴鹿の地を訪れていました。
スタンドの一観客としての私には何が起こったのかその時は全くわからず、結局表彰式あたりでようやく見当がついたといった感じでした。
ニュースなどでもこのことは報道されていた為でしょうが、8耐を全く知らない人もこのことだけは知っていました。なんとなくこの死亡事故という事実だけが一人歩きしていくことを危惧した覚えがあります。8耐=バイクレース=死亡事故=バイクは危険極まりない.....。
8耐という華々しい表舞台の裏側を垣間見た感じがします。
みな無事に、走りきってくれることを祈らずにはいられません。
8耐の未来の為にも、バイクレースの未来の為にも、そして...なによりも、未来あるライダーの為にも。。。
本戦を走ることなく逝ってしまわれたこの方は、さぞかし無念なことでしょう。
慎んでご冥福をお祈り致します。(合掌)