●晴れのちバケツのちハンカチ
〜 モトカップ9時間耐久レース

= 1 =




 ピピピッ・・・(携帯メール着信音)

 「帰れなくなってしまいました。明日は遅刻になると思います・・・。」AM00:31。

 「ぬな?!監督が遅刻じゃ洒落にならんでしょ〜が(笑)。会社どこ?迎えに行ったる!」

 「いや、それは結構です。それなら自力でなんとかします。」

 そんな問答を繰り返した翌朝、ビーチサイドGP(以下、BSGP)のパドックには妙に遠い目をしている猫監が佇んでいました。職場から深夜のタクシー帰りでそのまま不眠準備を経てのサーキット入りだそうな。そんな猫監に頼まれた前日のお使い、「炭」と「カセットコンロのボンベ」と「おたふくソース」を手渡したのでした。
 さぁ、今日は頑張ってヤキソバ焼こ〜っと!(違?)

 さて、そんなわけで「サーキットのくらげJr」今年04年ようやく2回目の活動がよりによって去年までの3時間耐久シリーズ戦の3回分をちまちま小出しは面倒臭いから1つにまとめちゃえーっ!的なものなのだろうかと本気で思ってしまいそうなのですが、「9時間耐久レース」なのですよ。
 これ、ホントにマジやるの?
 自問自答しながらも実際レース当日を迎えてしまったのだからどうやら主催者側は<<マジ>>らしいです。
 そんでもって、実際にレース当日にそこのパドック内でピットを構えてしまっているのだからどうやらエントラント側も<<マジ>>らしいです。
 おまけにそこのエントラントの中には・・・相変わらず自問自答しながら突っ立っている私自身がいたりしまして、そして相変わらずのいつものメンバーが雁首揃えてあれこれ下働きしていたりするのだからどうやら私らのチームも<<マジ>>らしいです。

 さて今回の体制は、走り手としましてはいつもの「Jr」衆の中からは「ぴらっち」「ま〜べりっく」「殿さま」の計3名。但しこれだけでの9耐はまさしく9時間の生き地獄と化してしまうでしょう。そんなわけで今回はそこのBSGPで知り合って以降なにかと面倒を見て頂いている超速にして常勝の強力兄弟ペア「RTレースに出ちゃうのなんでだろう?(以下、RTなんでだろう?)」の「えいさん」「ユースケさん」の御二方との強力タッグを組むことになりました。マシンもRTなんでだろう?のNSR50、これまた超速の#405号車にて臨む手筈です。

 忘れてならないチーム名、「RT(前略)くらげ(中略)だろう?」(爆)なにそれ???つまり、「RTサーキットのくらげJrとジョイントしてレースに出ちゃうのなんでだろう?」ということらしい・・・(笑)

 そんな「RT(前略)くらげ(中略)だろう?」としていよいよ活動開始となったわけですが、湯河原からここ海老名に移転してからなにせ我々ここでの初走行が9耐決勝前週のたった一日だったりするわけでして、果たしてこんな急造チームで果たしてどこまで行けることやら・・・?なんてことはこの際ご愛嬌。つか、完全レースを舐めきってるぞコイツら・・・なんて攻めないでね(はぁと)

チーム名。。。
「RTサーキットのくらげJrとジョイントしてレースに出ちゃうのなんでだろう?」
略して。。。『RT(前略)くらげ(中略)だろう?』

 そんな5名を9時間回しつつ維持管理運営(笑)していくのが今回は「猫監」の中の人「みこやん」と私「cow-boy」です。が、しかし、足りないぜ”マンパワー”!求む、御助け人よ!!といつもの如く「Jellyfish」に協力要請なのです。きっと誰かが手を差し伸べてくれることでしょうと信じきっていたの・・・というか呑気に構えていたのでした。そしてそんな我々の期待はありがたいことにちゃんと現実になったりするわけで、そんなお仲間の温かい心遣いに感謝しつつ・・・思う存分こき使ったろ〜とニンマリするのでした(爆)。私がAM7時過ぎに到着したときには既に「じっぴ〜さん」「Mにゃん母さま」が。その後「ばったもん」「かず♪さん」「つきさん」「その御子ら」が続々こき使われに応援しに駆けつけてくれました。なんとも心強いものです。

 前日迄二転三転する優柔不断な天気予報にハラハラドキドキしながらも最終結論としては「天気は良さげ〜」な方向らしいのでホッとしました。なにせ長きに渡る闘いですからね、ずっと雨中ではとんでもなく辛かろう。しかしサーキットへ向かう車中で聞いた天気予報によりますと「前線が・・・・・で大気が不安定に・・・・・夕方遅くに雨が降るかもしれません」と?う〜む、降りによってはレインタイヤへのレース中のタイヤ交換もあり得るかも・・・。そんなことを頭の中でごにょごにょ考えながら車を走らせていました。
 それにしても空は青いかも〜♪
 お天道様がこの世に顔を見せてからまだ数時間しか経っていなかったので車中に流れ込んでくる風にはまだ優しさが残っていてとても心地が良いです。これがもうあと数時間もすればいよいよ本領発揮するんだろうな・・・。
 しかし、まさか違う方向へ本領発揮することになろうとは、この時点では全く想像だにしていなかったのでした。あぁ、自然は壮大で偉大だぁ・・・なんてそのときには考える余裕すらありゃしませんでしたがね。

朝も早よからゴクローサン!

 早朝よりピット設営をせっせとしていると程なく全エントラント召集後ライダーズ・ミーティングが始まりました・・・が・・・、いない・・・うちらのライダーが1人いない・・・。ぴらっち御寝坊さんにより ち・こ・く(ば・く・ろっ 笑)この期に及んで良い度胸です。頼もしい限りです。きっとやってくれることでしょう・・・なにかを(笑)。

 いよいよ本日のレース進行が始まりました。
 まずは「予選」からです。
 主催者よりアナウンスがありました。各エントラント、マシンの準備を整えコースへ・・・???のはずなのですが「人間」の方がぞろぞろとコースインしていきます。そしてコースの至るところに散らばって、なにやら各々屈伸運動とか始めちゃっています。どゆこと?おまけに今日はレースは出ない、走らないと言っている私までもがそのコース上にいたりします。なんだろか?マシン乗らない走らないって言ってたジャン・・・。はい、マシン乗りません。でも「走ります」。「はい、走ります」よ。「走る」んです。

 「自 分 の 足 で 走 る ん で す 。」

 はい、本日の「予選」は15分間の「マラソンリレー」どぇすっ!
 いつもはバイクへ搭載する「トランスポンダー(発信機)」をその手に持ち、リレーのバトン代わりにして「走り継いで」いくのですな。
 つくづく思いましたな。
 もしかしてレースを舐めてんのはこの人達(主催者)ではないかと(大嘘です)。

朝向かっている間もまだ信じ難かったのですが、
どうやらこの「予選」は本気らしい・・・

こ〜んなコースなの。
まだ一度も私走ってないので形容し難く・・・

ですが今回自分の足で確かめました。
どんなコースでしたかと?
と〜っても疲れるコースでした。

 「本選は走らないんだから、予選は と う ぜ ん 走りますよね?」そんな目でみんな私のこと見るんですが、「あの〜、私3月末に足首の骨折ったばかりなのですが・・・」なんて口を挟める雰囲気ではなかったものでしっかり受諾致しまして・・・ま、なんとかなるでしょう。はっはっは・・・おいっ

 「よーい、ドン☆」各馬一斉にスタート。
 スタートライダー・・・もとい、ランナーのま〜べりっくはスタートダッシュを決め2位の好ポジション。その後、猫監⇒ユースケさん⇒ぴらっち⇒cow-boy⇒殿さま⇒ま〜べりっく⇒を繰り返しトランスポンダーを繋げていきます。いやはやまさに我々は好調そのものです。まわりのチームからは口々に「ムキにならない!無理しないで!」とかの言葉が交わされていますが、このあとに控えている9時間の長丁場のことなどすっかり忘れているのでしょうか?愚かな我々はひたすら「好調」をキープしっぱなしでした。
 おっと〜!?突如ま〜べりっくピットイン!9耐スタートライダーの為に体力温存の筈のえいさんが代わりに走ってます?!情報によりますと、どうやらま〜べりっく、ハイサイド転倒により負傷したらしいです。確かに立ち上がり加速など凄かったですからね〜。お陰で無料走行券ゲッチューに身体を張っての貢献とは恐れ入りました(その理由は表彰式で判明します)。
 それにしてもたかが15分。9時間に比べれば・・・でしょうが、キツイ。あまりにキツイ15分間。おケツの筋肉が攣りそうになり、足がよれよれになってきて、いつま〜べりっくのようにハイサイド起すか・・・。何年ぶりだろうか、こんなマジ走りかましたのは。つくづく思いますね、人間体力だと。
 そんな最初の試練を潜り抜け、15分後に受けたチェッカー。

 「予 選 3 位」

 もうね、今日の私の役目は終わったと。
 あとは任せた。よろしくね〜〜〜

ほんのちょこっと「予選」やってしまったスタートライダーえいさん。

はりきって出走も、敢え無くハイサイド転倒のま〜べりっく(痛!)

 人をさんざん走りまわらせておいて、15分後にウォームアップ走行開始。
 もちろん各チームともさすがにスタートライダーは「マラソン」させていないでしょうからぞろぞろと各ピットからマシンが這い出てきて、ようやく「バイクレース」らしい光景が垣間見られてきました。
 恐らく15分間程度の走行枠だったかと思います。我々のチームのスタートライダー・えいさんは軽〜く流しながらマシン各部の感触を確かめているようでした。

気合十分コースイン一番乗りを待つえいさん。
そしてその向こうがこの日の大本命爆走軍団、更にこの人エース。

 そしていよいよレース進行に入ります。
 私も大いに頑張った「予選」結果により、見事前から3番目のグリッドにマシンを置きます。
 勿論今回もスタートは「ル・マン式」。マシンとは反対側にライダーがスタンバイします。マシンを支えるのは弟のユースケさん。
 刻一刻とスタートの瞬間が迫ってきます。
 スタートは、AM9時。ゴールは、PM6時。
 今、昇ってきたばかりのお天道様はまだまだあんなに低い位置にいるというのに、それがぐんぐん昇っていき、自分らの頭上を通り抜け、ゴールする時間にはその反対側の低い位置でどうにかこうにか沈んでしまうのを躊躇っているような・・・。つくづく9時間の長さと言うものに圧倒されてしまっている私です。
 ま、始まれば否応なく終わりは来るものです。9時間なんてチョロいもんさ〜。強がりさ〜(爆)。

スタート前グリッド風景なり。
壱番目は、えいさんなり。
今回はキャンギャル導入なり(笑)

孤独に支えるのは弟ユースケさん。
共に文句なくバカっ速な方々。。。

これから9時間もの長い闘いが始まるなんて
到底思えないようなこの長閑さかな・・・

全部で何台くらいだったっけか?たぶん15台くらい?(笑)

 さ、行ってみましょうか・・・。

 よーい、スタート!(あら、あっけない描写・・・)
 ※ちなみに動画(1.9MB QTです。)には音声ありません(ダッセ〜)

 いくらあの「予選」からしてのあくまでも”お遊び系レース”を主催者が主張しようとも相変わらず単細胞生物的思考パターンによると「目の前のライダーは全てぶち抜きたい!」となるようで、9時間もの長丁場を考えればのっけからそんなに急いでどこへ行く?「前がいれば追い掛けたくなり、後がいれば逃げたくなる」のがいわゆる本能の赴くままのようです。やっぱ単細胞のようです。

 さて、いよいよその火蓋が切って落されました9時間耐久レース。スタート早々まずブッ飛び出したのがまさにショップワークスとでも申しましょうか、某中国犬名のチーム。聞くところによるとライダー4名様の中の1人は、かの秋ヶ瀬と筑波1000だかのチャンプだそうで、こりゃもういきなり反則です(笑)。残りの3名様は見たところお子様系・・・なのですが、レーシングスーツの年季の入った様はこりゃただ者ではないことが容易に想像できます。もうね、戦う前から私、名前負けしちゃってます。
 そんなわけでこのスタート直後の展開もかんた〜んに想像しちゃってましたらその通りになりました。開始早々あっちゅーまものの数分で2位以下にコース半分もの差をつけてしまっての一人旅が始まっちゃいました。どこへでも飛んで行っておしまいなさい、と。
 さて忘れてならない私らは・・・うぉーっと、2位です!さすがです。さすがえいさんです。トップを爆走するチャウチャウ(爆)号にはじりじり離され気味ではありますがそれでも2位キープしながらトップ追走です。

 たかだか1周約30数秒程度のコースなので、ましてやあのトップの爆走ぶりにあっという間に周回遅れが現れてきて、こうなるとコース上ごっちゃごちゃでどこがどうなっていて一体順位は???もうわっかりませ〜ん。あとはひたすらコンスタントに走りながら9時間を少しづつ着実に切り落とし削り落として行くしかありません。大事なことは”9時間後”にどこの順位にいるかなのですからね。

 いつもいわゆる自己責任というものを尊重し?比較的アバウトなレギュレーションなここBSGPのレース。なにせマシンの車検自体もありゃしません。あくまでも個々の最低限のモラル遵守により運営されています。そんな比較的アバウトな中にあって今回の9耐に際してのレギュレーションらしいレギュレーションといえば・・・。

 ●ライダー1人の連続走行時間は「20分」までとする。

 ●ピットエリアでできる作業は「ライダー交代」のみとする。それ以外の「給油」「マシン修復等の整備」は全てコース場外のパドックにて行なうものとする。

 ・・・程度のものでした。
 最初の「走行時間枠」については、この時季このコースでの連続走行は20分を限界とみているらしく、無理しての長時間走行で、あまりへろへろな状態で走っているのも危険という判断の元区切られたようです。
 問題は2番目。つまり「給油」をしたり「マシン整備」をするときは一度コースの外へ出てやらないとペナルティーが課せられることになります。ま、ピットロードもかなり狭いのでここでいろいろ作業やっていると危ないかもしれませんね。

 さて、少なくとも上位・・・しかもかなりの上の方をキープしながらの快速を続けている#405号車。つかそれ以上に例のところは超快速ぶりを続けていますが、しかしここは9時間耐久。この先なにが待ち構えているかわかりません。その他チームへの”なにか”に期待しつつも(笑)、その”なにか”がこちらに降り掛かってこないとも限らないというまさに諸刃の剣。果たして、果たして・・・。

第2走者ま〜べりっく、スタンバイOK?
果たして心の傷は癒えたのだろうか・・・?

1回目のライダー交代の図。
ここまでま〜ったく問題なく危なげなく・・・。

 今のところまだまだなにも”なにか”は来てません。順調に、えいさん⇒ま〜べりっくへとタスキは繋がれていきます。えいさんに引き続いてのま〜べりっくの走りは「予選」でのハイサイド転倒の影響を微塵も感じさせない(実際はかなりの精神的ダメージがあったらしい…笑)くらいの激走ぶりです。周りでドンガラガッシャンやっているのを尻目に淡々と…とは言いませんね。あの走りっぷりはまるでなにかを振切ろうとしているかのように・・・ってなにを?(笑)

 ま〜べりっくの次走者はユースケさん。
 ユースケさん、ライダー交代の時間が近付いてきた頃、猫監と私にこう伝えてきました。
 「ライダー交代の時、前後アクスルシャフトの締め付け具合をチェックしてもらえますか?」と。

 私は必要な工具を揃え、頭の中では作業の手順を思い描きながらジッとその交代の時を待ちました。
 相変わらずの快走ぶりを発揮するま〜べりっくはどうやらそれまでトップ爆走中のチャウチャウ号の転倒などによりクラストップを奪ったようです。このあたりの順位状況は、総合トップはKSR80(スポーツ80クラス)、そして総合2位がNSR50(スポーツ50クラス)の我らが#405号車となり、それから下は・・・不明(爆)。

 総合2位を引っ下げて、ま〜べりっくがピットロードへ入ってきます。
 それを次走者ユースケさん、猫監、私が待ち構えています。
 マシン止まる。
 ライダーチェンジ。
 私、ラチェット片手に、前後アクスルの締め付けチェック!
 OK!問題なし!
 ユースケさんの背中をポンポンっと叩いて再びコースへと送り出す。

 ふぅ〜、無事作業終了。

 猫監と二人、自分らのピットへ上がっていくと、そこへ「ピピピーっ!!」
 猫監と私、ハトが豆鉄砲状態???
 飛んできたオフィシャルから告げられた言葉に二人揃って頭を抱え・・・

 「オウ マイ ゴォーッド!!!」

 はい、”なにか”が訪れた瞬間でした。

 わざわざレギュレーション項目の前振りがあったので想像易しかと思いますが、そうです、いわゆるレギュレーション違反をした瞬間でした。

 ●ピットエリアでできる作業は「ライダー交代」のみとする。それ以外の「給油」「マシン修復等の整備」は全てコース場外のパドックにて行なうものとする。

 よほど舞い上がっていたのでしょうか?誰か気付いてくれよぉ〜〜〜と他人のせいにしたりする?(自爆)。す〜っかり微塵も頭の中に残っていなかった数少ないレギュレーションのうちの一つに引っ掛かりました。少なすぎるからレギュレーション自体の存在も忘れてしまうんじゃーい!とか逆ギレしてみたりする。
 オフィシャルにペナルティーを告げられたときの気分は、まるで「白バイに赤灯くるくるやられて切符を切られたときのあの感覚に似たり・・・」。あっ、やっちまったぁ〜〜〜ギャフンっ。まさに「罠」に引っ掛かった瞬間でした。ちなみに、私らで3チーム目とのこと。他にもアポがいたのか・・・(笑)

 ほどなくするとオフィシャルの指示により再びピットロードに戻ってきたユースケさん。

 このまま<<<3分間のピットストップ>>>というペナルティー。

 うぅ、一時は総合2位まで上がったポジションが徐々に削り取られていく・・・。なんと3分間を長く感じたことか。
 しかし、9時間のうちのたかが3分間と自分を慰めてみるも虚しいだけ。ましてや「私自身」がやっちまったことだけに悔しさ倍増です。ま〜べりっくに謝りましたよホント。もちろん走行終えたユースケさんにも。お互い苦笑い。

 でもですね、例の爆走チャウチャウ号は結構至るところでオチャラケてしまっているようでお子様部隊がかなり他車と絡んでしまい転倒を多く見受けられるようになっています。ガァーっと爆走により順位大幅アップするも、一度ドンガラガッシャーンしてしまいバイクを下りるとやはりそこはお子様。なかなかバイクを引き起こせられずに大幅タイムロス。これって意外に盲点?イケル?イットク?

 つか、そのためにももう<<アホ>>はやらんこったな。自分を叱咤するのでした。

 3分間のロスタイムを払拭するような快走ぶりを見せるユースケさんから次走者殿さまへとバトンタッチ。本人談による「抜けそうで抜けないブロック走行」を遺憾なく発揮。淡々と自分の20分間を刻んでいきます。そしてラスト走者のぴらっちへとマシンは託されていきます。まさに例の”なにか”からは何事もなく事が運ばれていきました。

ユースケさんの帰りを待つ次ライダー殿さま。

はっはっは〜。やっちまいましたね〜。
なにはともあれ、一回目の走行お疲れさんでした。

ホスピタリティーブースで身構える本日のキャンギャルその1(笑)

殿さまの次は最終ランナーぴらっち。
まだまだ余裕かましている笑顔もそのうち・・・?

あ、的屋のばったもんが来た・・・。

そんなわけで、殿さまからバトンタッチでコースへGo!のぴらっち

さぁさ、殿のおな〜り〜よ。もてなすのじゃ〜
扇風機パワー全開なのだーっ。
一発目お疲れ様でござりまする、殿っ!う〜む、くるしゅうない。
すっかり茹で上がっているようです。

もうかれこれ何順目くらいになるのだろう・・・(忘)
えいさん、待つ。
キターーーっ!
ぴらっち ⇒ えいさんへ
何回目かのえいさん、カタパルト発進ーっ!
かと思うと、ま〜べりっく ⇒ ユースケさんへ。
さぁ、気合を入れて行ってきたまへ。骨は拾ってあげよう。

 ”なにか”により一時は総合4位あたりまで落ちたような気がする順位もその後の順調ぶりに再び定位置へと返り咲きました。総合2位、クラス1位。このまま行ってほしいものです。が、比較的膠着状態が続いてくると人間みょ〜なものであれほど毛嫌いしていたものが再び恋しくなったり?・・・”なにか”(爆)

 AM9時にスタートしたレースも2時間半が過ぎた頃、AM11時半。あまりの順調ぶりにすっかり忘れていましたっけ・・・「給油」(笑)。
 確か湯河原での3耐の時は「無給油」でいけたので3時間は持つと。なら、PM0時の給油で丁度3時間。
 ・・・・・今度こそレギュレーション違反するなよ!・・・・・

 用意した混合ガスは全部で7L。
 給油タンクを手に持ち、コース出口にてマシンを待ち受ける。
 マシン出てくる。ストップ。
 給油口を開ける。ジョッキでガスを注ぎ込む。
 ドボドボドボ・・・
 結構入るなぁ。入るよ入る。
 結局7リッター、ほぼ全量入っちゃいました。
 聞くところによるとNチビのタンク用量は7.5リッターほど?
 つーことは・・・

 ・・・ガスケツ寸前だったジャン・・・(汁)

 やっぱ”なにか”には来てほしくないな(笑)。いやマジで。




つ・づ・くっ!
presented by cow-boy。
2004,7,16