'04鈴鹿24耐
04,7/23〜26

= 1 =

 3 ・ 2 ・ 1 ・ ゼロっ!

 どどどーん!
 ぱぱぱぱぱんっ!

 今年も8耐ウィナーの掛け声と共に夜空を彩る星の花びらが。
 散っては咲き乱れ散っては咲きこぼれ・・・
 今年もこの夏祭りに携わった全ての人を労っているかのよう。

 ふぅ〜〜〜〜〜・・・っと自らの長い溜息の後、
 この祭の終わりを告げるセレモニーに安堵し、肩の荷が下りたようななんともいえない達成感に満足感。そして周りにいた誰もが心の中で呟いたであろう言葉。

 ・・・終わった・・・

 ・・・終わった?

 ・・・終わってない。

 始 ま っ た !

 魂抜けきった亡霊のようにゆらゆら歩き辿り着いた先には自分の相棒がじっと佇んでいた。
 「そんな殺生な〜・・・」なんとも情けない顔して東の空を見上げる自分であった。

 そう、ここからはいよいよ「自分自身の8耐」が始まったのであった。





 。。。なんてなとこで、今年2004年の<<夏>>も先日無事に終わりました。終わってしまいました。毎度のことながらしばらくの間は”セミの抜け殻”状態に陥ります。なにもこれは私だけではないでしょう?この<<夏>>を謳歌した全ての人が魂ここにあらず状態なんじゃないかな(笑)。
 とはいえ今回私の”抜け殻ぶり”はいつも以上。何故ならば自分で自分の首を締めてしまったからです。至るところで公言してきましたが、いわゆる・・・

 ・・・東京よりバイク自走・・・
 ・・・しかも、下道一般道走破。

 せっかく年に一度のお祭じゃないですか。普通じゃ面白くないじゃないですか〜!そう、普通じゃダメダメ。It’s too crasy !
 バカじゃ〜ん。

 そんな今年の鈴鹿8耐に辿り着くまでの紆余曲折諸々経緯の様子はこちらの方で確認してから是非本文の方へとお進みいただけたら幸いです。ここでは最終的にはGo!という決断を下したものの、実際本番間際まで鈴鹿へ行くかはたまた諦めるかに揺れている私自身をうだうだ書き連ねています。

 さて、今回この私の「鈴鹿8耐レポート」では、今更私なんぞが8耐そのものについては語るまでもないと思いますので、もっぱら『2004年鈴鹿8耐における私自身』をテーマにレポート、というよりもそんな心模様を書き綴っていこうと思っています。何故ならば・・・・・画像がない(爆)

 つまり主旨としましては・・・
 ほれほれ〜〜みんな実はやってみたいんじゃない?夏のさなかのバイク自走。
 行ってみたいんじゃない?夏のバイクの聖地へ。
 そして、混ぜてみたいんじゃない?あのバイクで埋め尽くされた真っ只中に。
 この私ができちゃうんだからさ、な〜に簡単なことナノダヨ。
 つまりは来年のお仲間増やす販促企画です、コレ(笑)ま、ツーレポなノリでどうぞご覧下さいませ。  






■まずは8耐、1回目
 7月23日の金曜夜出発。目指すは遠く遥かなる彼の地、鈴鹿。
 夜通し走り続けることになるわけで、老いぼれなる私のバイクに一抹の不安を抱きながらも「ま、なんとかなるさ!」と既に思いは幽体離脱しているようで見つめるは遠く西の彼方。
 あれこれ準備にあたふたしていても時間だけは刻々とあぁ無情。バイクに最低限の荷物を括り付けていきます。
 今回も四日市のビジネスホテルを利用するので荷物といっても嵩張るものとしては着替えくらいでしょうか。とにかくクソ暑い真っ只中へ赴くわけですからTシャツ等はほんの少し多めが理想ですよね。いつも無頓着な私には考え及ばなかったのですが、今回こそはと身体も十分拭き切れるトニック系のスッキリ爽やかウェットティッシュのようなものも持っていきました。試しに家で拭き拭き試してみましたら、いや〜目やら鼻やらに染みるほど(笑)スカッときますわ。これなら汗だくで気持ち悪いときには威力発揮してくれることでしょう。私としての観戦グッズは、なにはなくとも「パイプイス」。バイクのリアシートに積める小さいのがあったのでそれを持って行くことにしました。画像のリアシート部に見える黄色いのがそのパイプイスです。スタンド席で観る際もチンチンに熱くなっているところに直に座るのは辛いものです。
 あとは、場内放送聞くためのラジオに100円ショップで買った双眼鏡。そ れ と 、携帯電話。もちろん!イコハチサイトを見るためですぞな。

 さぁ、出発!時間は23:30。目指すは、まずは四日市にある宿。ここの宿は一昨年から使っている言わば私にとっての8耐の定宿。ここには同志red-wingさんを始めイコハチのお仲間が毎年集結しているというところ。手羽先太郎がホント目と鼻の先なのだ(じゅるるっ)
 う〜む、遅くとも朝の7時頃には着きたいものです。が、「下道一般道走破!」を掲げている私としては下道だと一体どれくらいの所要時間になるのだろうか皆目見当もつかないもので。お仲間名古屋の犬くんには7時間くらいじゃない?とか聞いてはいたものの・・・果たして。

 きっとどこかでギブアップして高速乗っちゃうんだろうな〜となんとなく思いながらもとにかく西東京の自宅を出発しました。
 湯河原のミニバイクコースへ行くときの道を辿っていき厚木からR246へ。そうそう、厚木界隈に入った途端空から結構な大粒の雨。おいおいこんなの聞いてないよ〜。これってマジ雨か?!行きの降雨は全く考えていなかったのでカッパは荷物の奥底に沈めてありました。しかし幸いにもどうやらそれはピンポイントな雨だったようで先へ向かっていくうちに潜る抜けられたようです。ひとまず安心。で、そのままブィ〜ンと沼津まで。そこからR1に入りひたすら静岡方面・名古屋方面へと突き進んでいきます。
 ここまででもかな〜り走り続けているわけですから、しかも当然のことながらノンストップで。なのにま〜だまだいわゆる私の見知っている風景から抜け出せていない?!・・・の割にはR246からR1への入り方を間違えて東京戻りをしてしまったのは内緒の話ですが・・・(笑)。
 かな〜〜〜りの時間とかな〜〜〜りの距離を走った気がしたのですが、約3時間半経ったAM3時頃最初のガスチャージをしたところが確か清水あたりでした。往路で唯一エンジン止めた2回のうちの1回目でした。それも給油が終わると留まることなくすぐさま走り出しました。とにかく時間的な見通しが経つまでは行けるところまでは行っとけと。
 さて下道一般道とはいえ静岡県内のあそこら界隈、ましてやこんな深夜ともなると流れはまさに高速並みです。爆走トラックが平気で120km/h以上で流れています。私もそんな流れに身を委ねつつ、しかし左右前方をそんなトラックに囲まれ視野が閉塞されてしまうと身体の疲労、襲い来る睡魔からかなんだか身体の平衡感覚が麻痺してくるような錯覚を覚えとても恐怖です。いきなりバランスを崩して側壁直行しそうになったり・・・(汗)。そんなときはなるべくトラックの車体を見ないよう、なるべくその周りの景色に目をやるようにして自分を保つよう務めます。要は、そんなときはバイク止めて寝るに限る!ですよね(自爆)。
 磐田とかあのあたりには有料バイパスが多数あり、しかもそれら全てが夜間フリーパス(22時〜6時)になってしまいます。ここぞとばかりに利用させてもらいました。というよりもR1を何の気なしに走っていると自ずと入っていってしまいますが。浜名湖のバイパスもそんなわけでスルー。ふと横に目をやると視界が真っ黒に開けていましたので、あぁ、ここは浜名湖だなと・・・でもなんに感慨もなしひたすら走り続けるのみ。

 無限の夜、無限の時空の中を彷徨いもがき駆けずり回りつつも少しづつ東の方の空に現実味が帯びてきた頃、自分の中の体内時計にも現実的な時間を取り戻してきました。今までの夜が夢の中にいるようなまさに文字通り無我夢中走行であったならば、これから少しづつ夜が去っていくに連れてやって来る朝に、いきなり具体的な時間経過を突き付けられるかのよう。「7時頃には四日市」あらまぁ〜まだまだなんですけどぉ〜?ちょいと焦ってきたりして。5時半頃岡崎市。名古屋すらにも入っていないという・・・。6時間完全無欠の不眠不休による下道一般道しぶとく走行ちう。。。

 東の空に目をやると、うぉっ、お天道様がやっと顔出した。途端に夜を無事にやり過ごせたことが嬉しくなり思わず路肩にバイクを止めて朝日をバックにパシャリっ!思えば遠くに来たもんだ、と。なんて感慨に耽っている場合ではありません。まだ先は長し。知立というところでR1とオサラバ、R23へと分け入っていきます。こっちの方が名古屋市街中心部よりももっと海沿いのバイパスみたいな道で、名古屋の犬くんもこっちの方が断然お早いとご推奨によりました。
 まだ燃料的には余裕があったものの、四日市から鈴鹿までの移動も考えて三重県に入って間もない頃に往路2度目のエンジンストップ。ガスチャージです。ちなみにここで往路初めてヘルメット脱ぎました。何故ならば・・・シッコなり(笑)。
 ここでAM6時40分。う〜む、四日市にAM7時は果たして・・・?
 地図で宿のある近鉄四日市駅の場所をチェック。R23からの分岐点をチェック。さすが土曜とはいえ平日、時間もまだ7時前だというのに車はどひゃどひゃ走ってます。ましてや産業道路のようなところなのでトラックやらが群れなしてます。「浜町」という交差点で[四日市市街⇒]に従って右折。ここまでは間違いなし。あとは線路を一つ横断し、R1を突き抜けて、あそこ前方に見える近鉄の高架の手前を左へ曲がり、えっとここらへ入ってみようかな・・・で、偶然にも無事ホテル前到着です。ひとまず往路完走。

 AM7時にはサーキットへ向けて出発すると言っていた同志red-wingさんに電話してみるとまだホテル内にいらっしゃるという。ほどなく皆様いつもの面々(笑)が出迎えに来て頂けまして私としましてはまさに感無量でございました。「え"っ?!マジ、下道で来ちゃったすか?!」マジっすよ、マジマジ。気を抜くとヘロヘロへロ〜とへたり込みそうになるものの、自分としては思いの他シャンとしている・・・つもり。
 入れ替わりでホテルを車で発つ皆々様を元気良く手を振ってお見送り。「またあとでね〜〜〜!」

■4耐決勝中のスタンド裏模様
 昨シーズンそれぞれのクラスのチャンピオンマシンです。
 GP500チャンプ、V・ロッシ選手駆るNSR500(左)と、GP250チャンプ、加藤大治郎選手駆るNSR250(右)
 まさに不沈艦隊キャビン・ホンダチームなり。今回もその強さは不滅なり。やはりどんなライダーでもあの赤いのが束になって後ろに付かれたら敵わないでしょうね。
 ダンロップのブースにて、ヨシムラさんちのイベントです。
 今回ヨシムラのエースライダーで元カワサキワークスライダーの芹沢選手(左)と、久方ぶりのライダー姿である元カワサキワークスライダーの武石選手(右)です。
 こちらは、ある意味今大会の目玉商品?!(笑)。ヨシムラと並び、ワークスイーターの異名を取るKenzから、エースライダーで元スズキワークスライダーの北川選手(左)と、これまた元スズキワークスライダーの沼田選手の強力タッグはプライベーターの希望の星でもありました・・・
 左隅はじゃんけん大会で見事サイン入りTシャツをゲットした人の満面の笑み〜♪
 一応お約束というか、8耐には付き物というか、セットメニューというか・・・。なんにしても毎回思う事は、あの方達が自分と同じ人間であるという事がとても信じられない作りだよな〜…ってことです。はい。
 これまたキャンギャルねーちゃん以上にある種8耐には欠かせない?方達ではないでしょうか。お馴染み「風よ、鈴鹿へ〜♪」を熱唱するお二方。千石さん(左)に高原さん(右)
 んで、下に写るは、マーシャルバイク「NR750」は泣く子も黙るお値打ち品!(爆)家が買えるんでないかぃ?(大嘘)の520万円なり〜(^_^;;;
 まずは今回の作戦実行第1弾!4耐終了後にプチ・オフ会しました。
 なななんと、メルマガ読者でいらっしゃるAssyさん(右)は今回の8耐でオフィシャルをなさっている方でした。ピット詰めの4耐が終わった後に連絡を頂きまして場内で待ち合わせして、ほんの少しの間でしたが立ち話を楽しんだのでした。前夜祭前のグラスタ・オフにも顔を出して頂きまして、短い時間ではありましたがとても有意義な『出逢い』を楽しむ事ができました。感謝です。
 8耐本番でもオフィシャル業務はとてつもなく大変だったようです。また今度お会いする機会がありましたら是非そこいらへんのよもやま話をじっくりとお聞きしたいものです。
 今回の8耐は、走る側から観る側へと立場の変わったKawasakiさんちの井筒選手。やはりKawasakiの”緑”がない8耐は、クリープの入れないコーヒーのようなもの(なんだそりゃ?)でしたね(笑)

■白熱のスペシャルステージ
 とまぁこんな感じに午前中は長旅の疲れをもろともせず(約1名はDスタンド席のとろけるチーズと化していましたが)4耐をチェックしつつ、各所でのイベントを観て回っておりました。昼飯はスタンドのウドンをすすり、午後からのスペシャルステージに向けての英気を養っていたのでした。

 いよいよスペシャルステージの開始です。
 ここでJAYとぽこ嬢と二手に分かれ、彼らはシケイン席へ私は最初のD席へとそれぞれ散っていったのでした。

 毎年思うことですが、やはり「予選を観ずして、8耐を語るなかれ!」ですね。今回もまたまた手に汗握り、総立ちの鳥肌でした(笑)。
 HONDAの#11、C・エドワーズのスーパーラップは8耐史上初の2分6秒台へ突入しました(細かい数字は忘れちまいました 爆)。そして土壇場最後の走者となったSAKURAI HONDA #71、A・バロスは更にその上をいき、見事プライベーターチーム(実質はセミファクトリーっすけどね)がポールポジション獲得なり―っ!
 なんつーか、もう、涙ちょちょぎれ、鳥肌総立ちでした。
 贔屓にしているチームがどうとか、応援している選手がどうとかいう次元を超えた何かが感情を支配していました。どこのチームのどの選手がどうのこうのはこの際関係なく、とにかくすっげータイムを叩き出した選手に最大限の賛辞を送りたい!そんな気持ちでしたね。そんなことから、C・エドワーズ選手とA・バロス選手、そして今一歩でその領域に達することができなかった選手もまとめて拍手〜〜〜♪.....ですね。

■前夜祭&グラスタ・オフ
 日中のレーススケジュールが終わっても鈴鹿の夜は終わらないっす。立て続け矢継ぎ早のイベントは盛り沢山♪
 んなわけで、前夜祭の準備も着々と進行中なり。
 そして私らも、もう一つの目的。大いに集おう!『イコハチ』主催”グラスタ・オフ”開催に向けてグランドスタンド最上部へその有志の方々が集結しつつありました。
 JAYどん、ぽこちゃんもジンベーに浴衣姿へ大変身♪しっかりすっかり祭気分に浸ってます。
 美女とオッサン.....つーことで。(これ以上は語るまい)
 入れ替わり立ち代わりではありましたが、ほぼこんな感じで集って頂きました〜♪(ご本人方の了承を得てませんので画像は加工させて頂きました。悪しからず)
 02年『イコハチ』の第1部なり〜♪.....つーことは、第2部もあり?...そう、ありありです!この後は・・・うひひのひ〜(爆)
 お―っと!ヘッドライト装着のRC211V with M・ドゥーハン!の登場!!
 バーンナウトからロケットスタートで1コーナーの藻屑(もくず)へ...消えてどーする!...彼方へ消えていったのであったぁ―っ
 リッターバイクであ〜んなことや、こ〜んなことも・・・
 ここだけの話ですが、そういえば1回Uターンゴケしてましたっけ・・・(笑)
 そして、ステージ上には主だったワークス&トッププライベーターのライダーが勢揃い!それぞれの顔はにこやかではありますが、その内に秘めたる闘志はメラメラと燃え上がり火花バチバチ状態なんでしょうね。全ての答えは明日明らかになるべしっ!

■『イコハチ』第2部〜?!
 前夜祭も宴たけなわの最中、午後8時を回った頃に『イコハチ』有志の方々は次なるステージへと移動を始めました。
 次なるステージとは。。。「手羽先オフ in 四日市」。。。です(じゅるっ)

 鈴鹿サーキット参りの際のすっかり定番となっている近鉄・四日市駅近くの”手羽先太郎”で集おう!というものです。
 東京から直行の方あり、バイクで一っ走りの方々あり、一足先に向かわれた方々あり.....合言葉は「手羽先オフ」!これ最強。
 私ら(cow-boy、JAYどん、ぽこちゃん)は、鈴鹿サーキット内の近道を熟知しているred-wingさんとその相棒のHappyさんに引き連れられて、場内をうねうね抜けていった先からタクシーに乗り込み白子駅に到着。そこから四日市駅まで時を金で買うべく特急に乗り込みました。白子駅ではこれまた「手羽先オフ」を目指すJellyfishのそーまさんとその一団に遭遇し、共に手羽を...もとい、四日市を目指しました。

 四日市駅から歩くことしばし、目の前に「手羽先」の看板が燦然と輝いていて我々をWelcomeしていました。そこでおじさま方には先に行って頂いて、私らは宿泊のホテルにチェックインして荷物を置きに立ち寄りました。red-wingさん、Happyさんもホテルに立ち寄ったものの、すぐに手羽に向かわれたようです。

 私らは夕べからの長旅に引き続いてその日の丸一日だけに、あまりに気持ち悪かったのでみなさんが待っているとは知りながら、シャワーを浴びたことは内緒の話です。

 私らがさっぱりした出で立ちで「手羽先」へ突入していったときは、まさに宴たけなわ状態でした。確か全部で16〜7人の方々が集結している図は壮観でした。
 私にとっての見慣れた面々、お初の方々と、こんな東京から離れた地でお会いできたことにとても感激しつつ、そして有意義に夜は更けていったのでした。

 私めは今回の8耐オフ関連のメインイベントとして、デジカメをしっかり持ち込み克明にレポートしてしまおう!...と思っていたのですがぁ―・・・
 前述の通り一番最後に乗り込んでいった私らは、その遅れを取り戻すとばかりに駆け付け何杯?!の勢いで・・・結局写真は一枚も撮らず・・・撮るの忘れちまいました〜(大ボケ)。
 ...というわけで、結局その場で何が起こったのか?!それは永遠の謎となったのでした。

 結局その場はPM11時過ぎの閉店時間をもってお開きとなりました。
 翌日8耐決勝で、あちこちへの差し入れやら自分らも食べたいやらでお土産用折り詰めを密かにゲットしていたのは言うまでもありません。JAYどんもそれらのいくつかを手にしていたのですが・・・なのに、なじぇ???この言葉の意味は後ほど・・・。

 さて、手羽先オフ参加のみなさま同士、翌日8耐決勝を楽しく過ごすことを誓い合い、それぞれの宿を目指して散っていったのでした。私は近くのコンビニでこの期に及んでまたしても酒を買い込んだらしく、手には缶チューハイの入った袋がぶら下がっていました。
 そして、ふと気付くと、私は宿泊ホテルのロビーで缶チューハイ片手に、red-wingさん、Happyさん、かみささん、kenjiさん方とレース談義に花を咲かせているではないですか?!
 これはいわゆる、イコハチ第3部ってことっすかね(笑)
 しかし、私はいつしかだんだん重くなっていく目蓋とひたすら闘っているだけとなりまして、結局私はAM2時頃マシントラブルによるリタイアとなりました。果たして第3部はいつまで続いたのやら・・・(謎)

■朝っぱらからアテントかいっ?!
 私の心地良い安眠は、突如けたたましく鳴り響くその音によって妨げられたのでした。
 なななんだぁ―?!
 「cow-boyさ〜ん、起きてますぅ?」JAYどんからのHot Morning-callでした。
 なんだよ〜―、朝っぱらから、むさい野郎の声で目覚めるなんて、なんとまぁ気分の悪い・・・こ・・・と・・・・・あ"・・・・・
 慌てて時計を見ました。前夜に「7時半、ロビー集合」の約束をしていたのに、もう時計は8時前?!――とととと、すぐ行く――っ!
 起き上がると間違いなく前夜の燃えカスが残っていて、かな〜り絶好調でした(-_-;)とにかく身支度を整え、速攻階下へ降りていきました。爽やかな朝を取り繕ってはいるものの、目の前の朝食にウップ。「8耐かぁ・・・もしかしたらオレ、もう終わってるかも・・・」なんて内心思ってたりして(笑)

 私らがそんな中、YAMAHA装束を身に纏い前夜第3部を乗り切ったkenjiさんとかみささんが爽やかに宿を出発して行かれました。red-wingさん、Happyさんはとうの昔に出発されたそうで、私らドンケツ〜・・・って、みんな私のせいっす(自爆)

 さて私らも朝食を終え、部屋に荷物を取りに戻りました。
 そこで、<アテント その1>
 そこのホテルでの部屋のキーは、ドアノブのところにあるキーボードにフロントで教えられた暗証番号を入力するものでした。ピポパッ…私とぽこちゃんがそれぞれの部屋に入っていく中、JAYどんだけが首を傾げながら悪戦苦闘している模様。「どしたの?」「いや、絶対この番号で良い筈なのに、開かないんすよ。キーが壊れちゃったのかなぁ・・・」JAYどん、私の部屋の電話からフロントへ電話しました。「あの〜かくかくしかじかで・・・」「はい???番号違いました?」あ〜、はじゅかちぃ〜(笑)いきなりかましてくれたJAYどんでした。
 忘れ物しないようチェックして各人フロント集合の後、ホテルを後にしました。
 いやはや私は大荷物。というか、荷物自体はかなり少なくしているのですが・・・。背中には身の回り品満載のDバッグ、腰にはデジカメやら収納のウェストポーチ、そして肩からは缶ビールと近くのコンビニで買ってきた氷満載に更に前夜ゲッチューした折り詰めの手羽先が数箱(3箱くらいだったかな)詰め込まれ、まさにパンパン状態のクーラーバッグが”食い込んで”いました。なんだか普通に立っているだけで3〜4Gを体感しているようでした。
 鈴鹿サーキット最寄駅の白子駅へ向かう途中にて.....<アテント その2>
 はい、またまたJAYどん登場♪
 せっかく前夜にゲッチューした手羽先の折り詰めを、なななんと、ホテルの部屋の冷蔵庫の中へ・・・。メイドさんへの置き土産はさぞかし喜ばれた事でしょう。そうそう、そういえばHappyさんも・・・したらしいことは、ここだけの話・・・でしたっけ?(爆)

■秒読み開始!!
 さて、白子の駅から直通バスに乗っていよいよサーキットへ乗り込みです。この頃になってようやく身体が生き返ってきた私です。ホテルにまだいる頃は、8耐はもういいやん。昨日の予選だけでOK!なんて、完全終了宣言をしてしまいそうな私でしたが、とりあえずホッとしました(笑)。このウツケ者がぁ―っ
 ちなみに出発時間が遅かったので、サーキット入りもかなり遅くなりました。確か10時前頃ようやく辿り着いたように思います。メインゲートを潜って、JAYどん、ぽこちゃん達はシケイン席へ。私は2コーナー席へと向かうべく一先ず分かれました。

 さてその後私は2コーナー席へ向かう前にメインゲートに戻ってきました。というのは、メルマガ誌上で「AM10時にメインゲート横でプチオフ〜♪」なんて告知をしちゃったものだから・・・。しかし、その張本人がその時間に間に合ってないし〜(爆)。そもそもこんな賑やかでドタバタしている状況下でそのような約束事はするもんじゃないですね。なにがなんだか・・・で、結局忘れちゃったりアレしちゃったり(笑)。幾人かの方々から事前に問い合わせは頂いていたのですが、その方々も連絡できませんでした〜っ...みたいでした(笑)。
 そんな中、なんとか一名の方とお会いできました。大阪くらげのおーつかさん。以前は東京にいらした方で、それ以来久方ぶりの再会でした(嬉)。
 慌しくほんの少しの立ち話の後、またね〜♪と分かれ、私は2コーナー席を目指し足早に立ち去りました。うぉっと!スタートの時間がもう間もなくやってきます。急げ急げ・・・

 本コース上では既にレース前のセレモニーなども始まっていました。丁度私がホームストレートエンドの脇辺りを歩いていると、その傍らをRC211Vを駆るM・ドゥーハンがV5サウンド高らかに走り抜けていきました。
 走り去っていくドゥーハンに向かって金網をよじ登りあらん限りの大声で「ミック―!!!ミック―!!ミック―!!ミック―!!!!」と絶叫している野郎が一匹。そのドゥーハンがS字コーナーの彼方へ見えなくなると、「はぁ〜すっきりした〜。気が済んだわ」とよじ登った金網から降りてきた。彼を駆り立てたものは一体?!(笑)


 そんなわけで、文章ダラダラ、画像おもおもにつき、Part2へと続きます。悪しからず・・・<(_ _)>

つ づ く